2007年 07月 14日
墜落から六十五年、比で旧日本軍機の残骸発見…遺族捜す
先の大戦中、フィリピン・ルソン島バターン半島で墜落した旧日本軍戦闘機の残骸(ざんがい)が今年1月、墜落から65年ぶりに発見された。 同機とともに墜落した米軍機パイロットの関係者が見つけた。 エンジンの型式などから旧陸軍飛行第50戦隊所属の「97式戦闘機」で、黒沢利貞軍曹が搭乗していたとみられる。機種特定などに協力した神奈川県葉山町の戦史研究家、菅原完さん(78)は「ご家族にとっては故人ゆかりの貴重な品だと思う」と、黒沢軍曹の遺族を捜している。 日米両国で出版されている記録や新聞記事などによると、黒沢軍曹は1942年2月9日、「97式戦闘機」に搭乗して友軍機5機とともに米軍機と空中戦を展開した。米軍将校が搭乗した戦闘機「P―40」1機を追うように、雲に覆われた同半島のマリベレス山山頂付近に墜落、行方不明となった。 米軍将校の関係者らが、今年初めから山中を捜索した。1月末、戦闘機のエンジンなどが見つかり、協力を求められた菅原さんが航空専門家らに写真を見せたところ、エンジンの気筒数や部品の形状から97式戦闘機のものと判明した。この場所で墜落した同機種の戦闘機はほかにないことから、黒沢機にほぼ間違いないという。 捜索チームメンバーらは「ご家族が現地を訪れたいと希望されれば、援助を惜しまない」と話しているという。第50戦隊戦友会(解散)の記録によると、黒沢軍曹の関係者の連絡先は、「札幌市北16条西5の黒沢節介氏」だが、現在、該当場所に黒沢氏はいない。心当たりの人は、菅原さん(電話 046-875-5231)まで。 19年7月14日14時37分 読売新聞 墜落から65年、比で旧日本軍機の残骸発見…遺族捜す
by unkotamezou
| 2007-07-14 14:37
| 歴史 傳統 文化
|
リンク
カテゴリ
以前の記事
2011年 05月 2011年 03月 2011年 02月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 05月 検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|