富山県の漁船「第88豊進丸」がロシア国境警備局に拿捕され、乗組員17人が1カ月以上抑留されている事件で、政府は5日、乗組員と漁船の引き渡しを求めて、ドイツ・ハンブルクの国際海洋法裁判所に6日にも提訴する方針を固めた。日本が同裁判所に訴えを起こすのは初めて。
漁船と乗組員は先月1日、ロシアのカムチャツカ半島沖で操業中に拿捕された。政府は昨年11月に拿捕された北海道釧路市の「第53富丸」の漁船の返還も要求する。
平成十九年七月五日 午後七時八分 時事通信
国際海洋法裁判所に提訴へ=ロシアの拿捕、乗員解放求める-政府