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高温超電導モーター開発
高温超電導モーターを開発 福井大など共同チーム

 高温超電導体を使ったモーターを杉本英彦福井大教授と石川島播磨重工業など7社の共同チームが開発し、このモーターで試作した直径約80センチ、長さ約2メートルの船舶用推進装置を20日、横浜市内で公開した。

 モーターはビスマス系高温超電導体のコイルを使用、液体窒素で冷やせるセ氏零下約200度で動く。出力は約40馬力だが、チームは「6800馬力まで出せる技術にめどがついた」としている。

 6800馬力のモーターが完成すれば、銅線コイルを使う既存のモーターに比べ大きさは10分の1、重さは5分の1で、エネルギー効率も約30%程度の改善が期待できる。

 超電導モーターは大電流で強い磁場が発生し、電流が流れにくくなるという問題があった。チームは磁場の発生場所とコイルを分離することでこの問題を解決した。

(共同 01/21 00:41)
by unkotamezou | 2005-01-21 08:13 | 自然 科學 技術