北方領土返還求め3000人 “原点の地”根室で大会
北海道根室市で28日、北方領土の返還を求める「2005北方領土返還要求北海道・東北国民大会」が開かれ、元島民や青森県など東北地方の関係者約3000人が参加した。
同大会は毎年札幌市で開かれていたが、ことしは戦後60年の節目の年ということもあって、返還運動の“原点の地”である根室市で1978年以来の開催となった。
大会では、国後島の元島民の男性(72)が、ソ連軍が島に侵攻してきた時の様子を話した。
藤原弘根室市長は11月にロシアのプーチン大統領の来日が予定されていることについて「具体的な進展があることを望む」と期待を寄せた。
この日は、北方領土問題に関する講演も開かれ、参加者らは熱心に聞き入っていた。
共同 08/28 14:47