スマトラ沖地震で大きな被害が出たスリランカで救援に当たるため日本の緊急援助隊医療チームの20人が27日夜、コロンボに到着した。外国医療チームとしては最初のスリランカ入りとなった。
28日にスリランカ保健省当局と調整し被災地で救援活動を始める。期間は2週間で活動場所は被害の大きい南部になる可能性が大きい。
到着したのは副団長の日本医科大付属病院の横田裕行氏ら医師や看護師、薬剤師、救急救命士ら。団長は外務省の斉田幸雄氏。
コロンボ国際空港にはスリランカ訪問中の福島啓史郎・外務政務官らが出迎えた。福島政務官は「迅速な到着にスリランカ側から感謝されている。現場は混乱しているが人々のために活躍していただきたい」と激励。副団長の横田氏は「まず正確な情報把握に務め期待に応える活動をしたい」と決意を示した。
援助隊はテントや医薬品、飲料水、寝袋など3200万円相当の物資をスリランカ当局に供与する。
(共同 12/28 08:30)