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カテゴリ:歴史 傳統 文化( 166 )
ミスター千秋楽
 「ミスター千秋楽」と呼ばれたデービッド・ジョーンズさんが先週、亡くなった。晩年、療養生活を送った米国であす、葬儀が営まれる。

 「ヒョー、ショー、ジョー」。大相撲ファンならずとも楽しみにした土俵上の風物詩だった。名調子は地方場所になると、さらに館内を沸かせた。「アンタハ、ソヤサカイ、ユーショーシハリマシタ」「アンタクサ、ヨカセイセキデ、ユーショーバオサメンシャッタ」。

 「心は日本人」と言明するほど、この国を、相撲を愛した。パンアメリカン航空本社からの副社長ポストの辞令も、「ニホンを去りたくない。スモウが見られなくなる」と固辞、方言にこだわったのも「日本の大切な文化だから」と明快だった。

 頑固なまでの信念は、平成三年夏場所の“引退”まで一貫していた。「四十二キロのトロフィーが場所ごとに重くなった。関取も私も引きどきが大切」。“待った”の声を遮り、三十年間、百六十回余りを重ねた土俵上の儀式に終止符を打った。だれぞやに聞かせたい見事な引き際であった。

 「日本の伝統を背負っているという誇りを感じる力士が好き」と語っていた。そのうちの一人が、元横綱の北の富士。氏の今年初場所十四日目のラジオ解説は痛快だった。横綱朝青龍の独走で前日に優勝が決まり、「もう解説することはない」とアナウンサーを困らせた。十三日目に優勝を許す日本人力士のふがいなさへの憤りがあった。

 「ジョーンズさんが初場所を見ていたら、盛り上がらない千秋楽を残念がったんじゃないかな」と北の富士さん。「日本人力士の姿は日本の若者の姿を象徴する」と語っていたジョーンズさんの洞察力の鋭さに今、ヒョーショージョーを贈らざるをえないだろう。

平成17(2005)年2月10日[木] 産経抄
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by unkotamezou | 2005-02-10 07:12 | 歴史 傳統 文化
ヒョー ショー ジョー ... ジョーンズさん死去
独特の口調でヒョーショージョー...ジョーンズさん死去

 大相撲の表彰式で「ヒョー、ショー、ジョー」と独特の口調で朗読し、親しまれた元パンアメリカン航空東京支社特別顧問のデビッド・ジョーンズさんが2日夜、米ネブラスカ州オマハの自宅で心不全で死去した。89歳だった。

 ジョーンズさんは、パンアメリカン航空(当時)の極東地区広報担当支配人として来日し、1961年夏場所から表彰状朗読、優勝力士へのトロフィー授与を担当した。

 片言の日本語がお茶の間でも人気を呼び、42キロのトロフィーを持つのが体力的に難しくなった91年まで大役を務めた。

 92年に帰国、3年前からオマハで療養していた。

(2005/2/5/20:39 読売新聞)
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by unkotamezou | 2005-02-05 21:34 | 歴史 傳統 文化
「紙芝居文化協会」
紙芝居プロ育成します 来月、講座をスタート

大阪の杉浦さんがNPO法人 「子供たちの生きる力を育てたい」

 全国で数人しか残っていないプロの紙芝居師で大阪市北区に住む杉浦貞さん(73)が、紙芝居の文化を広めるために設立を目指していた「NPO法人紙芝居文化協会」が、二十八日までに認可された。同協会は“紙芝居のおっちゃん”を育てるため来月十三日から、「プロ養成紙芝居講座」を全国で初めて、スタートさせる。杉浦さんは「紙芝居は不登校や学級崩壊、いじめに悩む子供たちの生きる力を育てる手伝いができる。ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。

 杉浦さんは、紙芝居歴約二十五年。現在でもほぼ毎日、大阪市北区や都島区の公園などで紙芝居を語る。スタイルは昔ながらの拍子木で子供たちに到着を知らせ、水あめや形抜きなどのお菓子を一個五十円で売り、手書きの紙芝居を披露する。一日に二-三カ所を回り、紙芝居の後は、子供たちの話に耳を傾ける。

 杉浦さんは「プロの紙芝居師は、子供たちから五十円ずつ受け取って生活の糧にしている。子供たちに生かしてもらっている以上、何か子供たちに返していかなければならないと考えるようになるんです」と話す。

 紙芝居がピークだった昭和二十年代後半には大阪だけで二千人の紙芝居師がいた。しかし、ラジオやテレビの普及に伴い激減。平成元年ごろには大阪で百人程度になり、現在では杉浦さんただ一人になったという。

 その間に子供たちやその生活は大きく変化した。昔はガキ大将がいたが、今はおらず、むしろ悩みを聞いてもらいたがる子供が増えた。紙芝居のライバルはテレビだけでなく、塾やテレビゲームが加わり、子供の数は確かに減っている。それでも百円玉を握り締めて杉浦さんの拍子木の音を待っている子供たちは、今もいるという。

 養成講座は、杉浦さんが子供たちに紙芝居を披露する現場で、語り方や水あめの売り方、話しかけ方、場所の設定の仕方などプロのノウハウを伝授する。講座は全五回で、実際にプロとして紙芝居を続けられる人には杉浦さんが収集した三万枚の紙芝居などの道具を貸して、紙芝居師デビューをアシストする。

 杉浦さんは「紙芝居は日本が世界に誇る文化。イラクやアフガニスタンなどの紛争地でも子供たちを紙芝居で楽しませてあげることもできるはず」と話している。問い合わせ、申し込みは同協会(TEL06・6353・2957)へ。

http://www.sankei.co.jp/news/050128/evening/29nat001.htm
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by unkotamezou | 2005-01-28 01:27 | 歴史 傳統 文化
日本-EU の市民交流年
三味線や和太鼓披露 日本EUの市民交流年事業

 2005年の日本と欧州連合(EU)の市民交流年事業として19日、欧州での日本側企画のトップを切って、ルクセンブルクで津軽三味線や和太鼓のコンサートが開かれた。

 今後、年間を通じて日本とEU各加盟国で文化、スポーツ、科学技術などの分野で展示会、映画上映会、コンサート、スポーツ交流などさまざまな催し物が行われる。

 ルクセンブルク市内の音楽院を会場にコンサートを行ったのは、津軽三味線界のニュー・ヒーローといわれる上妻宏光さんと和太鼓集団の鬼太鼓座。上妻さんは、和洋折衷の新しい津軽三味線を、鬼太鼓座は力強い和太鼓の妙技を披露、会場から惜しみない拍手を受けていた。

 上妻さんらは20日には、EU本部のあるブリュッセルでも演奏する。

 市民交流年は、相互の理解を深め、友好関係を強化しようと02年の日本EU首脳会議で合意された。

(共同 01/20 15:28)
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by unkotamezou | 2005-01-20 20:47 | 歴史 傳統 文化
オセロ世界大会 発祥地 水戸で初の開催へ
 オセロの第30回世界選手権大会が2006年秋、発祥地の水戸市で初めて開催されることが決まり、日本オセロ連盟水戸支部は「水戸を世界的に有名にしたい」と意気込んでいる。

 予選や決勝戦は偕楽園や弘道館といった観光名所が舞台。大会の1カ月前からオセロの考案者の足跡をたどるツアーや、オセロの語源となったシェークスピアの悲劇「オセロ」の上演など、多くの記念事業を展開する。

 大会は1977年から毎年開かれ、20数カ国が参加。1、10、20回大会がいずれも東京で開かれた。

 オセロは、水戸市出身で連盟本部の長谷川五郎会長(72)が45年、短時間で勝敗が決まるゲームとして囲碁をもとに考案した。

 水戸市の街づくりを考える市民団体が昨年5月に水戸支部を設立し、連盟本部に大会の誘致を求めてきた。長谷川会長が以前から水戸開催に関心を持っていたことも重なり誘致が実現した。

 世界の“オセロ人口”は約4000万人とされ、多くの訪問客が見込まれている。水戸支部の鬼沢慎人代表(42)は「多くの市民を巻き込みながら準備を進めたい」と話した。

(共同 01/06 16:32)
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by unkotamezou | 2005-01-06 11:39 | 歴史 傳統 文化
二十歳の渡辺六段が「竜王」奪取
 将棋界の最高位を争う第17期竜王戦(読売新聞社主催)、森内俊之竜王(34)と挑戦者・渡辺明六段(20)の7番勝負第7局が27日から新潟県南魚沼市の「龍言」で行われていたが、28日午後5時31分、渡辺が96手で勝ち、4勝3敗で竜王位を奪取した。

 渡辺はこれが初タイトル。

 20歳の竜王は、第2期の羽生善治・現王位の19歳に次ぐ若さ。全棋戦を通じても史上3番目に若いタイトル保持者となる。渡辺の優勝賞金は3200万円、対局料は700万円。

 ◆渡辺明・新竜王の略歴=1984年東京都葛飾区生まれ。所司和晴六段門下。94年小学4年で奨励会入り。2000年四段。昨年秋、王座戦挑戦。今期竜王戦挑戦により、10月1日付で六段に昇段。

 【第7局の経過】先手森内の横歩取り対渡辺の「中座飛車」で、渡辺が7筋から仕掛けた。森内の▲4五銀が疑問手で、渡辺がペースをつかみ、正確な指し手を重ねて勝ちきった。投了図では後手玉に即詰みはなく、先手玉は△4八飛などがあり、受けはない。

 【2日目手順】▲森内△渡辺

 ▲8八同銀(封じ手)

 △3六歩▲同 角△2三金

 ▲4四飛△同 飛▲4五銀

 △8四飛▲3五桂△2四金

 ▲4三桂成△4二歩

 ▲3三成桂△5二玉▲6五歩

 △3五金▲5八角△1八馬

 ▲7七銀△2六歩▲8六銀

 △7一香▲7五銀△同 香

 ▲同 歩△2七歩成▲8六香

 △2四飛▲3六銀△同 金

 ▲同 角△1七馬▲2五角

 △同 飛▲同 桂△3八と

 ▲7四桂△5四歩▲3二金

 △4九と

 持ち時間

 各8時間△6時間54分▲7時間37分96手

(2004/12/28/22:05 読売新聞)
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by unkotamezou | 2004-12-28 09:24 | 歴史 傳統 文化