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カテゴリ:自然 生活 社會 医療( 77 )
呼び掛けに絵本三万冊集まる 図書館の無い福島飯舘村

 村に図書館がないことから、子どもたちの読書環境向上のために絵本の寄贈を呼び掛けていた福島県飯舘村に、全国から三万冊以上の本が集まった。絵本以外の本や善意の募金も多数寄せられ、村教委は「ありがたい。頂いた本は大切に活用していきたい」と感謝している。

 財政難のために村には公営の図書館がなく、村営の書店が一軒あるだけ。そのため村教委は今年五月、「読書によって子どもたちの感性を豊かにしたい」との思いから、インターネットなどで家庭で不要になった絵本の寄贈を呼び掛けていた。

 村によると十四日までに東京都や北海道、沖縄県など全国各地の約千人から合わせて三万四千七百十七冊が送られてきた。絵本だけでなく、小中学生向けの図鑑やアニメの本、大人向けの小説など内容もさまざまだった。

 さらに、「本の購入費に充ててください」などと現金を同封する人もおり、その額は合計約二十五万円にもなった。

 届けられた本は十四十五日、幼稚園児から中学生までの子どもたち全員に三冊ずつ配布した。約一万冊は学校や公民館などに開設する「絵本文庫」に置く。残りの約二万冊は、村の交流施設に新設する予定の「絵本図書館」に所蔵する。

 広瀬要人教育長は「皆さんの思いを込めて送っていただいた本。大切に活用します」と話している。

 寄贈は来年三月末まで受け付けている。連絡先は村教委 零二四四 四二 一六三一。送り先は〒九六零一八九二福島県飯舘村伊丹沢字伊丹沢五百八十の一、村教委。送料は寄贈者負担になる。

平成二十二年七月十六日午前六時十三分

呼び掛けに絵本三万冊集まる 図書館の無い福島飯舘村
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by unkotamezou | 2010-07-16 06:13 | 自然 生活 社會 医療
農家食堂の魅力

◇風景も御馳走 取れ立て野菜、心身回復

 取れ立ての野菜を味わえる農家食堂。全国各地で農家が店を構えており美味しさは勿論建康で安全な食べ物を求める女性を中心に流行りとなっている。魅力を探りに群馬県の人気店を訪ねた。

 東京から長野新幹線で一時間安中榛名駅に。榛名山に向かい車で十五分程行くと青々とした水田が広がる。その一角に藍染めの垂れ幕がかかる農家食堂呂志(群馬県高崎市中室田町)があった。

 築六十年の家屋はかつての養蚕農家を改築。入ると広い土間の脇に二十二畳の居間が広がる。白壁に太い柱。開け放した窓からは心地よい風が入ってくる。蛙や鳥の鳴き声が聞こえ幼い頃の夏休みに逆戻りしたようだ。

 ようこそと店主の高橋令子さんが迎えてくれた。品書きはお任せ(千円)の一種だけ。当日取れた野菜で作る為何が出るか訪れるまで分からない。

 この日はキャベツと三つ葉の胡摩和え焼き茄子梅醤油馬鈴薯のオリーブ和え人参のマリネ等十種。大皿に盛り付けられて出てきた。小豆玄米御飯味噌汁(玉葱小松菜油揚げ)生野菜が付く。

 調理法は焼く茹でるだけで味付けは塩醤油。どの品も野菜の旨味を堪能できしみじみと美味しい。高橋さんは地元の野菜の味を十分に感じて貰うには単純な料理が一番と話す。

 食堂は平成十七年に開業。自宅で藍染め教室を開いていた時昼に生徒に出した御握りと味噌汁が美味しいと評判になり開業を決めたという。近くの百坪の畑でトマトや胡瓜馬鈴薯人参香草類等を育てており他の有機栽培農家二戸からも食材を調達している。

 週末には千葉神奈川など首都圏からも客が訪れる。瑞々しい野菜で体を回復すると共に畑や田んぼの風景ゆったりと流れる時間で心も休めてくださいと高橋さんは語る。

 昼飯のみで一日五組限定。前日迄に要予約。月火曜日は定休。電話零二七三七四四二三三。

 農家食堂は農家が自ら生産した農作物や地域の食材を使い料理を提供する所と定義されるが民宿や直売所に付設されるなど形態は様々。最近十年程で急増し平成十七年の政府統計では全国に八百二十六軒あり利用者は年間八百四十三万人に上る。財団法人都市農山漁村交流活性化機構の広報情報処部長吉岡靖二さんは地産地消を求める人が増えていると話す。

 料理はお任せ形の他数種類の料理が並ぶバイキング仏蘭西風や伊太利亜風に変えた創作料理地元蕎麦粉を使った蕎麦店に大別される。同機構の玄関サイト緑旅で検索できる。

 宣伝会社三瓦も昨年十一月から検索処ここきちを始めた。現在全国二百二十五軒の農家食堂を載せている。ゑぶ事業部企画営業部の石坂稿さんは「農家食堂の魅力にはその土地の風景や人々の暮らし文化も含まれる。農村を訪ねる事で日本の農全体を考え直す事が出来れば」と話す。

■お任せ十品の品書き

キャベツと三つ葉の胡麻和え
茹で玉葱
焼きズッキーニ
焼き茄子梅醤油
馬鈴薯のオリーブ和え(茹でた馬鈴薯を実山椒オリーブ油で和えた物)

人参のマリネ
牛蒡の胡麻まぶし(梅干し入りの湯で煮た牛蒡を醤油で和え擂り胡麻を絡めた物)
昆布煮
黒豆
季節のおから(人参胡瓜玉蜀黍等旬の野菜入りのおから)

■農家食堂の例

★吉岡さんのお薦め

百姓屋敷じろえむ 千葉県南房総市 電話零四七零三六三八七二。有機野菜中心。完全予約制
花農場あわの 栃木県鹿沼市 電話零二八九八三七七八七。新鮮な香草と野菜。賃貸作りも
森の家庭料理食堂 茨城県茨城町 電話零二九二一九一一六一。直売所に併設のビュッフェ

★石坂さんのお薦め

会津六名館 福島県南会津町 電話零二四一六四二三五五。宿泊可。摘み草料理。
農村食堂ふるる 京都府舞鶴市 電話零七七三六八零二三三。京野菜中心のビュッフェ
棧敷館 大分県日出町電話 零九七七七三二四零零。地元野菜を石窯で調理

■検索処

ここきち http://www.cocokichi.jp
緑旅 http://www.ohrai.jp/gt/restaurant/index.html

平成二十二年七月十三日(火)午後七時零分

農家レストランの魅力とは
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by unkotamezou | 2010-07-13 19:00 | 自然 生活 社會 医療
日本新薬の常用新薬集が百年の歴史に幕

 医師や薬剤師向けに明治43年の発刊以来、100年にわたって版を重ねてきた日本新薬(京都市)の「常用新薬集」が、今月発売の第41版で休刊することになった。

 薬効や容量などの情報をまとめたもので、第41版(4820円)は、国内の主要な薬品約3500点を網羅。頁数は初版の約20倍の959頁に膨らんだ。

 改版の度に1万部を発行してきた息の長い本だがインターネットの普及で需要が低下。販売の落ち込みを回復させる特効薬は見つからなかったという。

平成22年7月12日午後7時零分

日本新薬の「常用新薬集」100年の歴史に幕
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by unkotamezou | 2010-07-12 19:00 | 自然 生活 社會 医療
都内のゲンゴロウ絶滅 ニホンヤモリも危惧種に

 水生昆虫ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)が東京都内から絶滅したことが30日、都がまとめた「東京都レッドリスト」で分かった。

 ナミゲンゴロウは体長3.5~4センチとわが国最大のゲンゴロウ。かつては全国の池沼や水田で見られ、食用にする地域もあった。

 リストは島嶼(とうしょ)部を除いた都内で絶滅したか、絶滅の恐れがある野生生物を掲載し、12年ぶりの改訂。ナミゲンゴロウは「絶滅種」に指定され、都は「田んぼなど湿地が減り、湖沼の環境が悪化したため」としている。

 ナミゲンゴロウのほか、多摩地区を中心に自生していたアズマギクなどが今回、新たに絶滅種となり、古民家の減少などから区部のニホンヤモリが「絶滅危惧種」に指定された。掲載種は改訂前から274種増え1577種となった。

平成22年6月30日午後10時55分

都内のゲンゴロウ絶滅 ニホンヤモリも危惧種に
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by unkotamezou | 2010-06-30 22:55 | 自然 生活 社會 医療
螢異変 二秒型増加

 夏の風物詩、ホタルの光り方に変化が起きている。4秒間隔で発光するはずの東日本のゲンジボタルで、最近では2秒や3秒間隔で光る個体が増えているのだ。専門家らは「他地域のホタルの流入や交雑が理由として考えられる。地域固有の特性が失われる危機だ」と指摘する。

 「東京都内では、ゲンジボタルの8割が2秒間隔で光る西日本型といわれている。ホタル祭りや観賞のため、遠くから違う遺伝子型のホタルを連れてきたのが原因とみられる」と日本ホタルの会の古河義仁理事は解説する。

 古河理事によると、日本のゲンジボタルには6種の遺伝子型があり、東日本型と西日本型では発光パターンが異なる。東日本型は4秒間隔で光るのに対し、西日本型は2秒間隔。また、西日本のゲンジボタルは集団行動を取りやすく、ぽつぽつと飛ぶ東日本型に比べて光り方も派手だ。

 ところが近年、都内の幅広い地域で2秒間隔で光るゲンジボタルが相次いで見つかっている。都内ではホテルや企業などを中心に観賞イベントが行われており、ホタルの需要が大きい。そのため、養殖業者が遠い地域のホタルを販売したりしているようだ。

 遺伝の法則では西日本型のメスから生まれた子供は西日本型になるといい、その結果、2秒間隔で光るホタルが増えたとみられる。

 長野県などでは4秒でも2秒でもない、「3秒間隔」で光るホタルも発見されている。遺伝子を調べないと結論は出ないが、東日本型と西日本型が混ざった可能性もある。その場合、西日本のホタルが日本アルプスを越えられるかは疑問で、人為的な要因の可能性が高い。

 同じゲンジボタルであれば、他地域のホタルでも捕食活動などの生活スタイルは同じ。そのため、ホタルの流入が生態系に影響を与えることはないものの、地域固有の特性が失われる危機に研究者らは警鐘を鳴らしている。(道丸摩耶)

平成22年6月28日(月)午前8時0分

ホタル異変 交雑?東日本で「2秒型」増加
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by unkotamezou | 2010-06-28 08:00 | 自然 生活 社會 医療
秋田で屋台料理たこたんぽ開発

 秋田市のデザイン会社社長千葉尚志さん(43)が友人と共に、県産タコと米粉を使った新たな屋台料理「たこたんぽ」を開発した。

 27日、秋田市大町で開催される「大町まつり」に屋台を出店し、販売を始める。

 たこたんぽは、しょうゆベースのたれで甘辛く味付けしたタコとネギを、薄く焼いた米粉入りの生地で、きりたんぽに似せて筒状にくるんだもの。1本300円。

 千葉さんは昨年夏、祭り会場でたこ焼きや焼きそばの屋台が好調な売れ行きを見せる一方、きりたんぽの屋台にはあまり客が来ていないことにショックを受け、「県産食材でたこ焼きを超える屋台メニューを開発しよう」と決意。

 ご当地ヒーロー「超神ネイガー」原作者の1人であり、交流のあった由利本荘市の高橋大さん(40)、仁賀保市で海鮮丼の店を営む菅原寿宏さん(40)、秋田市で三次元コンピューターグラフィックス制作会社を経営する黒川匡子さん(40)の4人で開発に着手した。

 米粉入りのもちもちした生地は、タコと食感が似通い相性が良くなかったが、菅原さんが「具材を包んだ後に油で揚げては」と提案、表面をカリッとさせて食感に差をつけた。黒川さんはのぼりのデザインを手がけるなど、各自の得意分野を生かし実現化を進めた。メンバーは現在、最後の調理練習や屋台製作に励んでいる。

 千葉さんは「大阪で『粉もん』が一般的なように、秋田でたこたんぽのような『米もん』を広めたい」と意気込んでいる。

平成22年6月27日(日)午前3時15分

秋田で「米もん」を…屋台料理「たこたんぽ」開発
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by unkotamezou | 2010-06-27 03:15 | 自然 生活 社會 医療
英経済平和研究所の世界平和指数 日本は三位

 平成22年6 月8日、米華字紙僑報によると、英国の経済平和研究所が発表した世界平和指数の22年度版ランキングで、日本が3位にランクインした。

 ランキングは世界149の国地域を対象に内政、外交、軍事、治安など23項目について評価したもの。総合1位はニュージーランド、2位はアイスランド、3位に日本が入った。4位以下はオーストラリア、ノルウェー、アイルランド。IEPは、世界の平和指数は2年連続で悪化しており、多くの国で犯罪が増加していると指摘した。

 反対に平和指数が最も低かったのはイラクで、ソマリア、アフガニスタン、スーダン、パキスタン、イスラエルがこれに続いた。その他支那が80位、ブラジル83位、インド128位、ロシア143位。米国は85位で、主要先進国の中で最下位だった。

平成22年6月11日14時05分

世界平和指数ランキング、日本3位 英研究機関
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by unkotamezou | 2010-06-11 14:05 | 自然 生活 社會 医療
鮪を機に日本文化の主張を

 黒鮪の国際商業取引を禁止するモナコの提案が否決された。久しぶりの日本外交、それも数値で相手を説得するという科学外交の勝利である。めでたい。外務省、水産庁の関係者の努力に謝意を表したい。多くの日本人は今後もトロの寿司が食えて有難いと単純に喜んでいるが、私はこれを食レベルの問題にとどめず、地球社会で少数派である(食文化をも含む)日本文化の存在を広く世界に認めさせる一例としたい。

 そんな文化レベルでの日本の自己主張の問題として高校の社会科の教材にもすればよいだろう。

≪日本たたきの材料とは非道≫

 黒鮪との連想で浮かぶのは鯨である。黒鮪と同様、鯨も絶滅のおそれはなく漁獲資源が確保されるのであるなら、食用に供して悪い理由はない。英語圏諸国が捕鯨問題で目くじらを立て、ジャパンバッシング(日本たたき)の材料に使うのは道理にあわない。戦中戦後、鯨の肉を食べたおかげで生き延びた私は「日本人は鯨を食べる、残酷だ」という感情的な発言を聞くと「この西洋人何をいうか」という気になる。

 困ったことに日本人残酷説に同調するインテリも日本にはいる。そんな世界の多数派の非難に乗じて日本の調査捕鯨船に乱暴を働く白人まで出て来てヒーロー気取りだ。シーシェパードの無法者に大きな面はさせたくない。これを国際間の感情摩擦の火種にしてはならない。

≪善意でもハタ迷惑な強制≫

 日本人は鯨を食べると非難されるが西洋人は牛や豚を食べても非難されない、これは今日の地球社会では西洋流が多数派だから、咎め立てされないだけの話で、判断が一方に偏して不公平だ、そういう趣旨を国際社会に訴える必要がある。食習慣には宗教文化に由来する相違が多い。ヒンズー教徒が牛を食べないのはヒンズー教の掟による。イスラム教徒が豚を食べないのはイスラムの教えによる。

 そのためにシンガポール大学の学生食堂には配膳口が漢族用、インド系用、マレー人系用と三つに分かれ、そして平和共存している。平和共存といっても互いに結婚することは少ない。ドイツ語に「man ist, was man isst(何を食うかで人間は決まる)」という諺もある。同じ食事を分かちあえない男女が夫婦になるのはまず無理である。

 ヒンズー教徒やイスラム教徒はよその国、よその領分まで押しかけて行って、たとえば米国シカゴの屠殺場を取り囲んで「牛を食べるな」とか「豚を殺すな」とかデモはしない。自分たちの内輪で戒律を守っている。ところが西洋のグリーンピースが異常なのは西洋以外の土地まで乗りこんで「鯨を獲るな」と反対運動をやる。この環境保護団体は次は「イルカを獲るな」と騒ぐだろう。

 このように動物生命保持のため他人の行動に干渉した先例は、我国の過去にもあった。徳川五代将軍綱吉の「生類憐れみの令」がそれだ。生類を憐れむことは仏教の教えでそれ自体は結構だが、善意から出たにせよ他人に強制するとなると、はた迷惑だ。犬公方の令は二十二年後に廃止になった。

 二昔前北京で教えていた時、友誼賓館のある食堂で「dog meat」を出すという掲示が英漢両語で出た。すると一西洋人がその掲示をずたずたに引き裂いた。そういうのが正義だと思い込む人が私は嫌いだ。ところがその西洋人愛犬家は「狗肉」という漢字は読めなかったとみえ、掲示の中国語部分の半びらが残っていた。それでそれをたよりに予約してその食堂へ同僚と食べに行ったら、コックに「朝鮮人か」と聞かれた。安い羊肉より、そこの狗肉のシャブシャブの方がうまかった。

≪語学が駄目でも科学的数字≫

 国内外の摩擦には宗教に由来する衝突が多い。地球が狭くなるにつれ、宗教文明間の摩擦はふえる。「現代版生類憐れみの令」はさまざまあるが、イタリアの一地方の動物愛護条例には生きた蝦を沸騰した油であげてはいけない、として違反者に六万円の罰金を科する旨が出ている。ローカルな条例で決めるのは勝手だが、それを世界標準などと言い出されると、日本の天麩羅屋はあがったりだ。

 ではグリーンピース流の独善を叩くにはどうすれば良いか。日本としては世界世論にアピールする必要がある。イェローピースを組織して、米英ニュージーランドなどの屠殺場を取り囲んで陽気にデモるがよい。あわせて討論会も開く。まず国内で日本語でやって「脳内白人」であるインテリを説得することが先決だ。だが日本語で勝っても、世界には通用しない。英語でやれば負けるから、この語学的ハンディキャップをどう克服するかが地球社会の少数派である日本の宿命的な問題だ。

 となれば日本側としては科学的に調査して数字をあげて漁業資源の持続的利用が可能なことを訴えるより術はない。そしてその数字に対して責任をもつことが我国の信用のためにも大切だ。(比較文化史家、東大名誉教授平川祐弘)

22/04/01 07:25

マグロを機に日本文化の主張を
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by unkotamezou | 2010-04-01 07:25 | 自然 生活 社會 医療
捨てられ野生化 外来ガメ猛威

 東京都内の公園の池で飼い主に捨てられ、野生化した「野良ガメ」の駆除が続いている。

 その多くは、ミドリガメの通称で知られる外来種のミシシッピアカミミガメ。子ガメの時にペットとして飼われたものの、大きく成長して飼い主の手に余り、捨てられたらしい。繁殖力の強い外来種が、昔から池にすむ在来種のカメを脅かしているが、捨てられるカメは後を絶たない。

 東京都練馬区の都立石神井公園。武蔵野の面影を残す三宝寺池では春になると、NPO法人「生態工房」(杉並区)のメンバーが特殊なワナを仕掛ける。同法人は2007年頃から、都公園管理協会の委託を受けて、カメの捕獲・駆除に乗り出した。06年頃から、ミシシッピアカミミガメのほか、人間にかみつく恐れもあるカミツキガメなど、外来種が目立ち始めたことが契機という。

 NPOメンバーらは、ワナにかかったカメのうち、外来種は氷点下20度の冷凍機で安楽死させて公園敷地内に埋め、在来種はマークを付けて池に戻す。この3年で捕獲したカメは計360匹。

 このうち、外来種が8割近い279匹を占め、内訳はミシシッピアカミミガメ196匹、カミツキガメ67匹などだった。昔から池にいるクサガメ、ニホンイシガメなどの在来種は81匹にとどまった。

 「ミシシッピアカミミガメの寿命は30年以上とも言われるが、成長が早いため飼い主が持て余し、今も捨てられている」と、「生態工房」事務局長の佐藤方博さん(36)は話す。同法人は公園管理者の委託で、光が丘公園(練馬区)や井の頭公園(武蔵野、三鷹市)など都内7か所で、企業の助成も受けながら調査や駆除を行っているが、外来種のカメが在来種を駆逐する構図はどこも同じという。

 佐藤さんらは捕獲した外来種のカメを冷凍機に入れる前に、池のそばでタライなどに入れて来園者に見せ、捨てないよう呼びかける。足を止める人の多くは、体長数センチで緑色の甲羅を持つ幼いミシシッピアカミミガメが、20~30センチの黒ずんだ体に成長した姿に驚く。

 環境省はカミツキガメなど97種を国内の生物多様性に悪影響を及ぼすなどとして、外来生物法で特定外来生物に指定し、輸入や飼育、遺棄などを禁止している。違反すると、懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金などが科せられる。ミシシッピアカミミガメは広く飼育されており、規制は現実的でないとして、指定が見送られている。

 都内の公園の水辺を20年以上前から観察する佐藤さんは、昭和60年代から外来種が増え始めたことに気づき、「このままでは外来種の楽園になってしまう」と危機感を抱いて、仲間と平成10年に生態工房を設立した。

 「カメ以外にも、ウシガエル、オオクチバス、ブルーギルなど、都会の公園の池で目立つのは外来種ばかり。緑に囲まれた公園でも、水面下では、本来の自然が失われつつある現実を知ってほしい」と佐藤さんは話している。

◆生物多様性

 様々な種類の生物が互いに影響を及ぼしながら、豊かな自然を形成している状態。1992年の国際会議で採択された生物多様性条約は、外来生物を地域の生態系や生物種を脅かす存在と位置付け、締約国に導入制限を求めている。今年10月には名古屋市で、同条約第10回締約国会議が国内で初開催され、多様性を守る共通目標などが話し合われる予定。

平成22年3月31日16時9分

外来「野良ガメ」猛威、ペット育って手に負えず
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by unkotamezou | 2010-03-31 16:09 | 自然 生活 社會 医療
カルト対策で連携強化 七十九大学が情報交換

 サークルなどを装い、若者を巧みに取り込むカルト集団の被害から学生を守ろうと、各地の大学が連携を深めている。インターネット上で情報交換するネットワークへの参加大学は、発足した昨年3月の34校から1年間で79校に拡大。勧誘手口や学生の入信状況などの情報を共有し、被害の予防に取り組んでいる。

 「全国カルト対策大学ネットワーク」は、宗教学者やオウム真理教の実態に詳しい弁護士、マインドコントロールの専門家らの呼び掛けで発足した。恵泉女学園大の川島堅二教授(宗教学)によると、きっかけは4年前に若い女性の性的被害が発覚した韓国のカルト集団「摂理」の問題で、大学の学生課職員や心理カウンセラーらがメーリングリストに登録している。

 これまでに、サークル勧誘時には「腕章を着用させる」「特別相談所を設置する」などの対策例が寄せられた。宗教サークルを禁止する大学がある一方で、「信教の自由があり、対応に苦慮する」との悩みもあった。

 大学生を狙うカルトは複数あるとされ、サークル名や活動場所、参加者の所属大学などの情報を共有。信者が学生の相談担当の職員になっていたケースなども報告された。

平成22年3月21日 午後4時3分

カルト対策で連携強化=79大学が情報交換-入学シーズンは要注意
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by unkotamezou | 2010-03-21 04:03 | 自然 生活 社會 医療