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捕鯨船テロ、海上保安庁が調査に乗り出す

 南極海を航海中の調査捕鯨船団の母船「日新丸」が3日午前6時40分(日本時間同日午前7時10分)ごろ、公海上で米環境保護団体「シー・シェパード」の抗議船から薬品入りの瓶などを投げつけられ3人がけがをした。事態を重く見た海上保安庁は同日、威力業務妨害と傷害容疑で捜査に着手した。日本の調査捕鯨に対する妨害活動で海保が捜査を行うのは初めて。

 海保によると日新丸は、抗議船から約1時間にわたって異臭を発する酪酸入りの瓶や白い粉が入った袋計100個以上を投げ込まれる妨害を受けた。その際、酪酸の飛沫が、乗船していた海保の保安官2人と、乗組員1人の目に入るなどして軽いけがをした。白い粉の成分は不明。

 海保は、海上での事件の捜査権を持つ海上保安官が妨害を現認しているうえに、保安官自身が負傷していることから捜査に乗り出すことにした。

 甲板に投げ込まれた瓶や犯行の様子を撮影したビデオなどから犯人を特定する作業を進める。容疑者が特定できた場合は、外交ルートを通じて該当する国に捜査共助を申し入れる方針。

 南極海での日本の調査捕鯨船団に対するシー・シェパードの妨害活動は今年度3度目。過去2回は、保安官が乗船していない船に対する妨害だったため、捜査に乗り出せなかった。海保が捜査に乗り出すには告発が必要という。
 抗議船は日新丸を併走中だが、日新丸以外の調査船に被害はなく、調査捕鯨は継続している。
 シー・シェパードの活動に関しては、昨年度の妨害行為について、警視庁が威力業務妨害容疑での立件を視野にした捜査をしている。

 平成18年度の調査活動で妨害活動が行われたことから水産庁が海保に乗船を要請。今年度の調査捕鯨から初めて海上保安官が調査捕鯨船に乗り込んでいる。

 今回の事件をめぐっては、水産庁がシーシェパードに抗議するとともに、外務省を通じてSI号の船籍国であるオランダと母港を提供している豪州の両政府に強く抗議を申し入れた。6日からロンドンで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)中間会合でも「関係者と今回の問題をしっかり協議する」(白須敏朗農林水産事務次官)考え。

 町村信孝官房長官は会見で「誠に許し難い行為だ。強く非難する」と述べた。

20/03/04 10:34

調査捕鯨母船「日新丸」に妨害活動、海保が調査に乗り出す
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by unkotamezou | 2008-03-04 10:34 | 國防 軍事