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マータイさん「もったいない」に感動
マータイさん:「もったいない」に感動し、離日

 昨年ノーベル平和賞を受賞し、毎日新聞社の招きで来日したケニア副環境相、ワンガリ・マータイさん(64)が22日正午過ぎ、成田空港から帰国の途に就いた。

 午前9時半過ぎ、空港入りしたマータイさんは取材に「来日初日のインタビューで『もったいない』という日本独特の言葉を知った。私の一番の関心である資源の持続的活用を訴える上で、探し求めていた言葉に出合った感動の瞬間だった。この言葉こそ世界に発信すべきだ」と改めて強調した。

 日本の印象について「どこに行っても緑が豊かだった」と振り返り、京都の清水寺を挙げて「緑に包まれた空間に心が癒やされた。緑こそが日本の精神だと感動した」と笑顔で語った。

 14日に来日したマータイさんは、地球温暖化防止を目指す京都議定書発効の記念式典に出席したほか、小中学生から皇太子さまに至るまで幅広く環境問題について意見交換した。24日にはナイロビで開かれる国連環境計画(UNEP)の世界会議に出席するという。【内藤絵美】

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 「日本の皆さんへのメッセージ」の要旨は次の通り。

 各地で大変な歓迎を受け、心から感謝します。

 私は京都議定書の基調講演を最大のテーマに来日しました。京都議定書というと日本の皆さんはとても大きなテーマと考えているでしょうが、基本は一人一人が自分で何ができるかです。

 議定書の精神を訴えるのには、毎日新聞東京本社編集局長のインタビューの際にお聞きした「もったいない」という言葉が非常に分かりやすいと思いました。ものを作りすぎたり、再使用、再利用できるものを捨てたりすることを「もったいない」と表現する、日本人の知恵に感銘しました。私はこの言葉を世界に発したい。3月にニューヨークで開かれる国連世界女性会議で、この言葉を発表するつもりです。

 皇太子殿下、小泉純一郎首相、企業トップや民間団体の方々との面会、子供たちとの交流会など幅広いプログラムに参加し、非常に実り多いスケジュールでした。日本人は素晴らしく、精神を高揚させる力を持った人たちです。来日中、非常に温かいおもてなしを受けたことを忘れません。ありがとうございました。

 2月22日

 ワンガリ・マータイ

毎日新聞 2005年2月22日 20時29分
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by unkotamezou | 2005-02-22 20:29 | 歴史 傳統 文化