ブログトップ
天皇皇后両陛下のご健康問題について

 天皇陛下には、前立腺がんの再発に対するご治療として、平成十六年七月よりホルモン療法をお続けいただいておりますが、現在のところマーカーは完全に抑制されています。しかし、定期的な皮下注射というご負担をおかけしており、このたびの定期検査の結果、ホルモン療法の副作用としての骨密度の低下傾向が明らかになりました。このまま放置すれば骨粗鬆症に至ることは明白です。両陛下は、これまでも、早朝のお散歩や、テニス等の御運動をなさっておられますが、このような骨密度の低下に歯止めをかけるために、これらの御運動に加えて、これからは一定の時間を優先的に運動療法のために確保していただく必要があります。

 運動療法の具体的メニューについては現在専門家の意見に基づいて作成中です。

 また、皇后陛下については、先月後半にめまいなどのご症状があり、これらをお身体からの「警告」と考えるべきであるとし、定期検査にて精査を行うと発表したところです。その数日後に発熱されたために検査スケジュールの変更があり、ごく最近一応の精査を終了したところです。その結果、めまいについては特異的な疾患は否定できました。けれども、原因不明のめまい感は現在でも断続的に続いています。平成十七年の愛知万博の頃に生じた頸部のお痛みは克服されましたが、頸椎及び脊椎の変形に伴う胸背部鈍痛が今も不定期におありになり、大腸の疾患は完治しましたが、胃の所見は、一昨年と変わらず、注意を要する状況が続いております。

 従って、先に述べました「警告」はいまだに継続している状態であり、今後とも、こうした「警告」を勘案しつつ、御日程を作成することが肝要と考えます。

平成二十年二月二十五日:皇室医務主管

 ただ今、皇室医務主管から説明のあった両陛下の御健康問題に関して、取りあえず、以下のことを考えています。

一、天皇陛下の御健康については、 金沢医務主管が述べた通り、現在、運動療法の具体的なメニューを作成中ですが、今後規則的に運動療法を実施するべく一定の時間を確保するよう、従来の御日程のパターンを一部見直す必要があると考えています。

 また、皇后陛下の御健康については、金沢医務主管が述べた「お身体からの警告」を受けとめつつ、今後の御日程を作成していきたいと考えています。

二、宮中三殿の工事の完了に伴い、三月末からは、宮中祭祀が宮中三殿で執り行われることになります。昭和の時代にも、次第にお年を召されつつあった昭和天皇の御負担軽減という観点から、累次、所要の調整が行われた経緯がありますので、今般、宮中三殿での祭祀が再開されるのを機会に、御日程の見直しの一環として、いろいろと調整を行なうことを検討しておりますが、やはり平成の御代が二十年を超える来年からという陛下のお気持ちに沿って、その時期を待って調整を実施に移すことと致しました。

宮内庁次長補足説明

天皇皇后両陛下のご健康問題について
[PR]
by unkotamezou | 2008-02-25 21:51 | 皇室