2007年 03月 07日
支那の軍事脅威に対応 長崎に地上電波測定装置
中国の軍事脅威に対応 長崎に地上電波測定装置
19/03/07 05:16 防衛省が、航空機やミサイルサイトの交信情報などを探知する航空自衛隊の地上電波測定装置を新たに長崎県五島市の福江島に設置する方向で最終調整を進めていることが6日、明らかになった。対中国情報収集能力向上の一環。中国の国防費増加が続き、新型戦闘機の実戦配備など軍事的脅威が強まるなか、南西方面の情報収集態勢整備を進める。 レーダーサイトが航空機などの航跡情報を収集するのに対し、地上電波測定装置は、航空機やミサイルサイト、警戒管制装置などの電子情報、交信情報を探知するいわば「耳」の役割を担う。 地上電波測定装置は、北部では根室、稚内、奥尻島(いずれも北海道)に設置され、対ロシア情報を重点的に収集している。 南西部では喜界島(鹿児島県)、背振山(佐賀県)に設置されているが、南西方面での情報収集能力の向上と態勢整備が急務とされてきた。 防衛省は、東シナ海の日本の排他的経済水域(EEZ)付近での中国によるガス田開発や中国軍艦艇・潜水艦、軍用機などによる活動が近年活発化していることを受け、中国軍機の交信情報や電子情報を収集する態勢強化を進めている。 地上電波測定装置は現在、沖縄県宮古島に平成20年度運用開始を目指し、17年から建設、整備が行われている。 防衛省は、さらにもう1カ所の設置が不可欠と判断、航空幕僚監部を中心に情報本部や統合幕僚監部などの意見を参考にしながら候補地の選定作業を続けてきた。空自のレーダーサイトがある福江島、沖縄県の久米島、鹿児島県の下甑(しもこしき)島、沖永良部島を候補地とし、運用上や地理的理由、地元対策などの観点から福江島を最有力候補地とした。
by unkotamezou
| 2007-03-07 05:16
| 國防 軍事
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