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回復願う声届かず…宮本巡査部長の死に深い悲しみ
回復願う声届かず…宮本巡査部長の死に深い悲しみ

 東武東上線の事故発生から6日。同僚や地域住民が「回復して」と願う中、12日亡くなった警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長(53)。上司から「責任感が強かった」と評され、住民にも親しまれる存在で、遺体が安置された署は深い悲しみに包まれた。

 午後4時すぎ、滝沢慶二署長ら約60人が敬礼する中、白い布に包まれたひつぎが署内に運び込まれた。岩間功副署長は「無口だがまじめで責任感が強かった。地域のことをよく知っていて、住民には『宮本さん』と呼ばれていた。このようなことを皆さんに伝えなくて済むよう祈っていたが」と無念の表情。

 交番近くの商店主の男性は「とにかく女性を助けなきゃという思いでいっぱいだったんだろう」と涙を浮かべ、「もうあの大声と、交通違反を注意する独特の笛の音を聞くことができないんですねえ」と声を詰まらせた。

 署や交番には事故の後、多くの花束のほか、励ましの手紙やメール計約30通が寄せられた。近くに住む女性(62)は「また一緒にパトロールをしてもらう約束をしていたんです」と残念そうに話した。

 ある警視庁幹部は「ほとんどの警察官は彼と同じ状況に置かれたら、同じように行動したはず。それが制服の重みであり、警察官がたたき込まれる精神。とにかく助かってほしかった」と唇をかんだ。

(2007/02/12 20:19)
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by unkotamezou | 2007-02-12 20:19 | 事故 災害