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安倍首相、NATO本部で演説へ ベルギー首相とは国連改革実現で一致
安倍首相、NATO本部で演説へ ベルギー首相とは国連改革実現で一致

 欧州歴訪中の安倍晋三首相は12日午前(日本時間同日夕)、市内の北大西洋条約機構(NATO)本部を訪問、日本とNATOの関係強化を訴える演説を行う。日本の首相がNATO本部で演説するのは初めて。

 安倍首相は、デ・ホープ・スケッフェル事務総長と会談した後、北大西洋理事会(NAC)に出席。日本とNATO加盟国が自由、民主主義、法の支配という基本的価値観を共有していることを強調。激変する国際的な安全保障環境に対応するため、関係を強化していく必要性を強調する。

 これに先立ち、安倍首相は11日夜(日本時間12日未明)、ブリュッセルの首相府でベルギーのフェルホフスタット首相と会談、国連改革を進めていくことで一致した。

 安倍首相は、日本が昨年いっぱいで国連安全保障理事会の非常任理事国の任期が切れたことを踏まえ、入れ替わりに非常任理事国となったベルギーと「主要な課題で緊密に連携したい」と協力を要請した。フェルホフスタット首相も会談後の共同会見で、「これまでの日本との政治対話を強化しながら、新しいアイデアを考えていきたい」と述べ、国連改革の実現に向け日本と連携していく考えを示した。

 安倍首相はまた、北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題の解決に向け「国際的圧力をかける必要がある」と強調。フェルホフスタット首相も北朝鮮への国連制裁決議を必ず履行し、問題解決に向けあらゆる措置を講ずる考えを示した。

(2007/01/12 10:09)
by unkotamezou | 2007-01-12 10:09 | 政治 行政 立法