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「女性天皇について」(後編)
斬る! 時事問題のトリビア・コラム!

  ~ 「女性天皇について」(後編) ~

http://nippon-shinwa.com/bcolumn_6.html

 瓊瓊杵尊ににぎのみこと以来、男系男子また男系女子の天皇が連綿として続き、天皇伝統を築き上げてきて、それが正統を踏む確固たる伝統となった日本の皇統であるが、二十一世紀へと至り、今また乱気流に巻き込まれつつあり、女帝の出現が現実のものとなろうとしている。このときにあたり、女帝とは男系の女子天皇のことであり、女系天皇は別の話ということとなる。

 先述のように、今まで皇統は男系で継承されてきた。女帝が出現しても、それは男系の女子天皇であって女系天皇ではなかった。それでは女系天皇とは何かといえば、男系の女子天皇が皇族や皇親でない男子と結婚なされて、そこに産まれた御子が、男女に関係なく次の天皇となられた場合、その生母たる女子天皇が、すなわち女系天皇であるということである。

 従って、そこで今まで長く続いてきた男系天皇の皇統は終り、それとは異なる別の新しい女系天皇の系統か始まることとなる。その女系天皇より生まれた次の天皇が男子なら、先述のように、

(三)女系の男子天皇

となり、女子なら、

(四)女系の女子天皇

となる。

 ここで注目すべきは、(三)の天皇(女系男子)は、その父親(皇配殿下という)の家筋を継ぐ立場であり、(四)の天皇(女系女子)は、母方の血筋を継ぐ立場であるということである。従って、皇配殿下は旧宮家筋、継体天皇は応神天皇の五世の孫という例に習えば、例えば、明治天皇の五世の孫の世代に求めれば、万事めでたく、まるく収まることとなる。

 それだけのことであり、女系天皇も是とする論議へと進む前に、五世の孫、あるいは四世の孫の世代に皇配殿下を求める努力がなされるべきであろう。万世一系の皇統とはいえ、それは一筋の細い流れではなく、五世の孫まで遡れる幅を持った流れであり、今までもそうであって、その流れの中に継がれるペき筋を求めるというのが正統を踏むということであった。

 正統を踏むということは、独り皇統のことだけでなく、広く皇統(天皇伝統)を慕い頼る民にも深く関係することである。民といっても、天皇否定論者もいれば、マルキスト、トロッキスト、アナーキスト(無政府主義者)らもいる。が、そうした天皇反対派をも含めて、抱いて人生を終らせるのが天皇に備わった御稜威みいつ(威厳)というものの真骨頂であり、それを手伝うのが天皇を慕う側の民の務めである。君民が一体となって努力していく、これを≪あまつひつぎ≫というが、そうしていけば、この君民一体のあり方は、天壌てんじょうと共に無窮むきゅうである、つまり天地が尽きるときまで繁栄し続けてていく・・・というのが、天照大神より賜った≪天壌無窮ノ神勅しんちょく≫の精神に他ならない。

<参考文献>
「母なる天皇」   B・シロニー 講談社
「天皇」      山口修    PHP研究所
「物語 神功皇后」 田中繁男   展転社
http://nippon-shinwa.com/sankou_c4.html
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by unkotamezou | 2005-01-22 13:41 | 皇室