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万葉仮名の最古の木簡出土、日本語表記解明に一級資料
万葉仮名の最古の木簡出土、日本語表記解明に一級資料

 大阪市の難波宮跡で、漢字1字に日本語の1音をあてる万葉仮名で文を記した最古の木簡(7世紀中ごろ)が出土したと、市教委と市文化財協会が12日、発表した。

 「春草のはじめのとし」と読め、和歌の一部とみられる。

 万葉仮名の文は天武朝(673~686年)以降に成立したという定説を20~30年さかのぼり、日本語の表記や和歌の始まりを解明する上で第一級の資料となる。

 木簡は長さ18・5センチ、幅2・7センチで、下部は折れてなくなっていた。

 表に「皮留久佐乃皮斯米之刀斯(はるくさのはじめのとし)■(■は判読不能)」の12文字が墨で書かれていた。

 652年に完成したとされる難波宮の整地土の直下の地層で見つかったことや、一緒に出土した土器から年代を判定した。

 「春草の」は万葉集で枕詞として使われた句で、五七調の韻文の可能性が高いことから、市教委などは和歌の一部とみている。

 木簡は、大阪市中央区の大阪歴史博物館で14、15の両日無料公開され、18~23日、有料で公開される。

 沖森卓也・立教大教授(日本語学)の話「日本固有の言葉を漢字で表記する方法が大化改新(645年)前後に確立していたことを示す物的証拠となり、定説を覆す。文学的にも非常に大きな発見だ」

2006年10月12日20時57分
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by unkotamezou | 2006-10-12 20:57 | 歴史 傳統 文化