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【親王さまご誕生】(中)皇后さまに習った子育て
【親王さまご誕生】(中)皇后さまに習った子育て

 「(皇后さまは)一緒に喜んだり心配したりしてくださっておりますので、私たちの心の励みになっております」

 平成5年11月。紀子さまはご結婚後初めての記者会見でそう述べられた。このお言葉からは、同じ民間から皇室に入られた“先輩”として、日常のあらゆることにおいて皇后さまを頼りにし、お手本にされてきたことがうかがえる。

 例えば長女、眞子さまのご誕生からしばらくして始めたご入浴後の「赤ちゃん体操」は、皇后さまが皇太子さまや秋篠宮さまの幼少期に取り入れられた育児の日課を習ったものだ。眞子さまと二女、佳子さまを育てる過程で皇后さまを見習ってこられた紀子さまは、新宮さまの子育てでも「やはり皇后さまをお手本とされる」(宮内庁関係者)とみられる。

 新宮さまは「第3子の末っ子」。皇后さまが、同じ第3子の末っ子である黒田清子さんをかわいがられたように、紀子さまもことのほか深い愛情を注がれるだろう。

 皇后さまの清子さんへの教育方針は、女性のため「いずれ民間に嫁ぐとき苦労のないように」という前提もあったが、なにより「素直で優しく」というものだった。

 紀子さまは常に笑顔を心がけるよう教えた両親も手本にされている。健やかなご成長が望まれる新宮さまの子育てでは「優しさ」がキーワードとなりそうだ。

◇ ◇ ◇

 新宮さまは皇位継承順位第3位の男子皇族というお立場にある。紀子さまは、皇后さまが皇太子さまにされた「愛情の中にも厳格さのあるしつけ」を心がけられるとみられる。

 皇后さまは皇太子さまご誕生の際、皇室の伝統だった「乳人(めのと)」制度を廃止し、男子皇族の自覚をご自分の手で身につけさせるために、親子別居の慣習を打ち破って育てられた。

 皇太子さまが「徳仁(なるひと)」のお名前から「ナルちゃん」と呼ばれていた幼少期には、ご公務で留守にする際、育児メモを側近に残された。

 「友情を知る子は親切を、安心を経験した子は信頼をおぼえる」「一日一回ぐらいは、しっかりと抱いてあげてください。愛情を示すためです」…。

 皇后さまの教育に対するお考えを書き留めたもので、親しみを込めて「ナルちゃん憲法」とも呼ばれた。

 実は紀子さまもこれまでの育児の中で、お出かけの時に看護師に「紀子さまメモ」を預けて大切なことを伝えてこられた。“新宮さま憲法”がつくられる可能性もある。

◇ ◇ ◇

 「(眞子さまと佳子さまは)きちんと正座されていた。お子さまたちにしっかり教育されているなと思った」

 ご一家が14年、富山県の国指定重要文化財「岩瀬家」に寄られた際、案内した当主の岩瀬幹夫氏はそう話す。

 眞子さまのピアノや佳子さまのスケートなど芸術やスポーツへの取り組みも重視されているご夫妻は、同時に平成の皇室にふさわしい国際感覚のご習得も子育てのテーマにされている。

 秋篠宮さまは英国に留学されており、皇族方のご留学はすでに常識。紀子さまも父、川嶋辰彦氏の仕事などで海外で生活されたことがある。ご夫妻は、子供時代から外国生活を経験することは重要とお考えだ。

 15年8月にはご一家でタイを訪問し、眞子さまと佳子さまに初めての海外旅行を経験させられた。紀子さまは同年11月の会見でタイご訪問に触れ、「若い時にそのような経験をすることは大切ではないかと考えております」と話されている。眞子さまは先月、オーストリアへのホームステイも体験された。

 ある宮内庁関係者は「新宮さまにも早い段階で国際経験を積ませ、男子皇族として将来の皇室外交に生かされることをご夫妻は望まれているのでは」と話している。

(09/08)
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by unkotamezou | 2006-09-08 12:00 | 皇室