縄文草創期の石器、大量出土 石斧ややじり、製作場所か
縄文草創期の石器、大量出土=石斧ややじり、製作場所か-岡山
岡山県古代吉備文化財センターは5日、同県勝央町の大河内遺跡で、縄文時代草創期(約1万3000~1万年前)のものとみられる石斧(せきふ)などの石器類を大量に発掘したと発表した。完成品だけで40点以上あり、この時代の石器類がこれだけまとまって発見されたのは、中国地方では初めてという。
同センターによると、見つかった石斧は2点で、いずれも縄文時代草創期によく使われた神子柴(みこしば)型。東日本で多く見つかるタイプという。
先がとがった狩猟用具の尖頭器(せんとうき)や、石のやじりなども出土。このほか、石器を作る際に出る破片や石くずなどが1000点以上掘り出され、ここで石器を作っていたとみられる。土器の破片も発見された。
10月5日13時0分