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太陽観測衛星「ひので」打ち上げ成功
太陽観測衛星「ひので」打ち上げ成功

 宇宙航空研究開発機構は23日午前6時36分、太陽観測衛星を搭載したM5ロケット7号機を、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。ロケットは太平洋上で衛星を予定の軌道に投入、打ち上げは成功した。

 宇宙機構は、太陽物理学の新しい時代の幕を開けるとの期待から「ひので」と命名した。日本として3基目の太陽観測衛星で、約3週間かけて高度約630キロまで上昇し、11月ごろから本格的な観測を始める。

 M5ロケットはコスト高から廃止が決まっており、今回が最後の打ち上げだった。2000年にノズルが破損し打ち上げに失敗した4号機を除き、7機中6機が成功したことになる。同機構は今後、M5より小型で費用が安い後継のロケットの開発を進める方針。

 打ち上げ後、宇宙機構の間宮馨副理事長は「最後の打ち上げで有終の美を飾れた。今後はいかに低コストで国際競争力を持つロケットをつくるかが重要だ」と話した。

 ひのでは、英米両国と共同開発した可視光とエックス線、紫外線をそれぞれとらえる最新鋭の三望遠鏡を装備。太陽の磁場などを詳しく観測し、最も外側の大気層であるコロナが数百万度にも達する仕組みの解明などに挑む。

 衛星は細長い形で全長約4メートル、太陽電池パネルの幅は約10メートル、総重量は約900キロ。1年のうち約8カ月間は連続して太陽をとらえることが可能で、最低3年間は観測を続ける予定だ。

(09/23 10:47)
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by unkotamezou | 2006-09-23 10:47 | 自然 科學 技術