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平泉を世界遺産に推薦へ 文化庁
平泉を世界遺産に推薦へ 文化庁

 文化庁は21日、平安時代後期に奥州藤原氏が浄土思想を背景に築き上げた平泉(岩手)の文化的景観を世界遺産に推薦することを決めた。同日の文化審議会文化財分科会(会長・石沢良昭上智大学長)で了承された。政府では9月の関係省庁会議で推薦を決定し、来年1月にユネスコに推薦する。登録の可否は、平成20年7月ごろの世界遺産委員会で決まる予定だ。

 平泉は奥州一円を掌握した藤原清衡(きよひら)ら奥州藤原三代が平安時代後期(11~12世紀)に、政治・経済・文化の拠点として築き上げた一大都市。浄土思想を基調としつつ自然の地形に順応して作った施設や、当時の完全な状態で残されている考古学的な遺跡が優れた文化的景観を形成していることが決め手となった。

 推薦する文化資産は、(1)漆芸や金工が美しい金色堂で有名な中尊寺(2)末法思想を背景にさまざまな浄土の姿を表現した庭園を持つ毛越寺(3)宇治(京都)の平等院を模して建立された無量光院跡-など9カ所。緩衝地帯も含めた総面積は8764ヘクタールに達し、国宝1件、重要文化財5件、特別史跡3件、特別名勝1件などが指定されている。

 これまで政府が推薦した法隆寺地域の仏教建造物(奈良)、姫路城(兵庫)や日光の社寺(栃木)など10の文化遺産はすべて世界遺産として登録されており、来年には石見銀山遺跡(島根)の登録の可否が世界遺産委員会で諮られる。

07/21 21:31
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by unkotamezou | 2006-07-21 21:31 | 歴史 傳統 文化