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七章削除も拘束力に変わりなし 麻生氏・英国連大使
7章削除も拘束力に変わりなし 麻生氏・英国連大使

 麻生太郎外相は16日早朝、対北朝鮮の国連安全保障理事会の決議が全会一致で採択されたことについて「国際社会の断固たるメッセージと北朝鮮は感じてもらわなければならない。(決議の)拘束力は変わっていない」と外務省で記者団に語った。

 日本が求めた制裁の根拠となる国連憲章7章の記述を削除したことについては「より強いメッセージは全会一致の方にある」と述べ、中国、ロシアの賛同を得て全会一致での採決を実現することを重視したと説明した。

 その上で北朝鮮に対し「直ちにミサイル開発停止とモラトリアム(発射凍結)に復帰することを求める」と述べた。

 安倍晋三官房長官も同日午前、「わが国が求めていた『制裁を含む拘束力のある決議』との立場を反映し、国際社会の断固たる意思を示すことができた」とのコメントを発表。北朝鮮の拉致問題にも触れ「直ちに生存しているすべての拉致被害者を帰国させるべきだ」と要求した。


【ロンドン16日共同】英国のジョンズパリー国連大使は15日、BBCテレビとのインタビューで、国連安全保障理事会が採択した北朝鮮決議について「すべての加盟国、北朝鮮は順守しなければならず、拘束力があると考える」と強調した。

 北朝鮮が決議に従わない意向を示していることについては「決議自体の拘束力には影響しない」と指摘。安保理が、北朝鮮が決議に従わないと判断した場合は「問題は再び安保理に戻ってくる」と警告した。

 さらに「北朝鮮が今後、(核問題に関する)6カ国協議に復帰するかどうかなどを見極め、安保理が適切な対応を取る」と強調、決議に拘束力があるとの考えを示した。

 BBCは北朝鮮決議について「安保理が制裁措置に合意」と報じた。

07/16 11:00
by unkotamezou | 2006-07-16 11:00 | 國防 軍事