観測衛星「だいち」レーダーも展開、運用時の完全な形に
観測衛星「だいち」レーダーも展開、運用時の完全な形に
宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)は26日、陸域観測衛星「だいち」が同日正午すぎ、新型の合成開口レーダー「パルサー」を予定通り展開したと発表した。
ここまで衛星の準備作業はすべて順調。打ち上げ時には収納されていた装備はすべて展開されて運用時の完全な形になった。
宇宙機構は28日にだいちを通常モードの姿勢制御に移行させ、2月中旬には実際に観測ができるかどうかを調べるため、日本の地表データ取得を試みる。
パルサーは、植物などに覆われた場所でも地面の変形データの取得ができるのが特長。わずかな変化も高精度で判別、カラー画像で表示できるため、火山活動や地震に関連した地殻変動をとらえることが期待されている。地形との関連が深い資源探査にも活用される予定だ。
01/26 22:18