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三万二千年前、日本最古の建築木材出土 都内の旧石器時代遺跡
3万2000年前、日本最古の建築木材出土 都内の旧石器時代遺跡

 東京都杉並区教育委員会は27日、同区の「高井戸東遺跡」から約3万2000年前の旧石器時代の炭化した大型木片(炭化材)を発掘した、と発表した。同教委は「人が生活した遺跡で見つかった木片としては日本最古。同じ地層から出土した磨製石斧(せきふ)などの石器群も同年代で最古級と分かる」としている。

 区教委によると、調査区域では、地表から約2メートルの層に米粒大の炭化物が集中して見つかる場所が5カ所ほぼ直線上に並び、うち3カ所から炭化材を発見。最も大きい木片は土中に斜めに埋まり、長さ約20センチ、太さ約16センチで、外面が黒く焼けていた。

 さらに同じ地層から磨製石斧1点とナイフ型の石器3点が見つかった。

 放射線炭素年代測定を行った結果、木材は約3万2000年前のものと判明。マツ科トウヒ属の針葉樹で、同教委は「現在より気温が5、6度低い寒冷地の木で、当時の自然環境の復元にも大きな資料だ」としている。

 区教委は昨年7月から高井戸小の校庭で、校舎移転に伴う遺跡の発掘調査を実施。約2000平方メートルを調査した。

 調査を担当した小田静夫(おだ・しずお)東京大講師(63)=文化人類学=は「根は見つかっておらず、太さから建築材とみられる。石斧で付近の木を伐採したのではないか。現在、3万年以前といわれる遺跡でも年代測定に誤差などのあるケースが多く、正確に木材と石器の年代が分かる、旧石器研究に大変貴重な資料だ」としている。

01/27 20:08
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by unkotamezou | 2006-01-27 20:08 | 歴史 傳統 文化