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南極観測隊、三千メートルの氷床掘削に成功 世界最古か
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 文部科学省に24日入った連絡によると、南極内陸部の「ドームふじ基地」で、日本の南極観測隊が深さ約3000メートルの氷床掘削に成功した。最深部の氷の年代は約100万年前と推定され、世界最古となる見通しで、過去の地球の気候変動などを解明する貴重な資料になるとみられ世界的に注目される。

 掘削に成功したのは日本時間の24日午前1時22分ごろ。ドームふじでの深さ3000メートルに向けた掘削は2003年に始まり、04―05年には深さ1850メートルに到達した。第47次南極観測隊と46次越冬隊が昨年11月から掘削を再開していた。

 これまで採取された最古の氷は欧州連合(EU)による南極・ドームC基地での約80万年前(深さ約3300メートル)。ドームふじの方が雪が少ないため浅くても古い年代の氷が得られるという。

 国立極地研究所(東京)は、今年4月に南極観測船しらせで氷が持ち帰られるのを待って詳しい解析を開始。氷の中に閉じ込められた空気から、過去の気温や二酸化炭素(CO2)濃度の変動を解明するほか、氷に含まれる元素や微生物から太陽活動の変動や生物進化もたどることにしている。

 約80万年前は地球磁場の反転期に当たる。80万年以前の資料が得られることで、磁場の変化が地球環境に与えた影響も解明できると期待されている。

 ドームふじは沿岸部にある昭和基地から約1000キロの内陸部にあり、標高は3、810メートル。47次隊の本山秀明(もとやま・ひであき)副隊長ら14人が掘削に当たっていた。

01/24 10:46
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by unkotamezou | 2006-01-24 10:46 | 自然 科學 技術