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H2A、陸域観測衛星打ち上げ成功 円軌道に投入
太陽電池パネルを展開 衛星「だいち」、飛行順調

 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)は24日午前10時33分、陸域観測技術衛星「だいち」を載せたH2Aロケット8号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。

 8号機は約16分後、インドネシア付近の太平洋上空約700キロで衛星を分離、北極と南極上空を通る円軌道に投入して打ち上げは成功した。

 宇宙機構は、当初1月19日の予定だった8号機打ち上げが5日延びた影響で、来月15日に予定していた9号機による運輸多目的衛星打ち上げも遅れる見通しを明らかにした。

 衛星だいちは高度約690キロを1周約1時間40分で周回し、約46日で地球全域を観測する大型衛星。3種類のセンサーを搭載し、それぞれ地表の三次元データの取得、土地利用状況の把握、地形の調査といった役割を持つ。2万5000分の1の地図の作製と更新に役立てる。また、農作物の作付面積の調査、自然災害の実態把握などにも活用する計画だ。

 世界のどこで自然災害が発生しても、2日以内にその場所を観測する能力を備えており、国際協力で衛星データの無償提供も予定している。8号機の打ち上げ費用は約101億円。衛星の開発費用は約547億円。

 8号機は、軌道上で4トンというこれまでで最重量級の衛星だいちを打ち上げるため、能力向上型の新型エンジンを初めて採用。大小各2本の固体補助ロケットも備えた。

 打ち上げは衛星の機器の不具合で1年近く遅れ、昨年2月の7号機以来となった。直前の今月19日と23日にも、送信機の故障と地上設備の不調で打ち上げが延期され、ロケットの信頼性という点では今後に課題を残した。

01/24 14:09
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by unkotamezou | 2006-01-24 14:09 | 自然 科學 技術