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秋篠宮さま きょう四十歳 ご会見全文
秋篠宮さま きょう40歳 ご会見全文(2-1)

(問一)

清子さんが殿下の長年のご友人である黒田慶樹さんと結婚されました。交際から結婚に至るまで、殿下が「橋渡し役」としてお二人を見守り、支えてこられたと思いますが、心に残っている出来事や、お二人それぞれへ贈る言葉をお聞かせ下さい。お二人が心を通わせるきっかけとなった出来事や結婚に至るまでのエピソードも合わせてご紹介下さい。

秋篠宮さま

 十一月十五日に二人が多くの人々の祝福を受けて結婚したことを心から喜びたいと思っており、二人それぞれに贈る言葉ということですけれども、私が結婚式の当日、結婚式が終わったあとに二人に言った言葉をいいますと、二人それぞれというよりも両方にですけども、「おめでとう」というひと言と「またよろしくお願いします」ということです。その二つです。エピソードは確かに最初二人が会うきっかけを作ったのは私でありますし、それから二人が会ったうちの何回か場所を提供したのも事実ではありますけども、基本的に私も家内もそれ以外のことについて何か取り立ててすることはありませんでしたので、その意味ではエピソードというのはどうなんですかね。

紀子さま

 最初のころ。

秋篠宮さま

 一番最初に、先ほどきっかけを作ったと私言いましたけども、黒田に話したときですね。なかなか私もストレートにそういうのを切り出すのが得意な方じゃないものですからね。なんか大いに照れながらそのことを話したことを思い出します。それぐらいですかね。

紀子さま

 お二人が二年に近い歳月にわたり友情を深め、結婚への道をお進みになりましたことを心から喜んでおります。そして、これから、ご健康でお幸せなご家庭を築かれますよう願っております。今、宮さまがお話をされましたように、お二人が宮邸で会う機会がありました。宮さまがお二人の考えや気持ちを大切にしたいと思っていらしたので、その思いを私も大事にし、途中でお二人から具体的なお話をうかがうことはございませんでした。このような中で、ご結婚までの日々を振り返りますとき、感謝の気持ちを抱かずにはおられません。

 私が結婚しましてから、長い間、慣れない宮中の行事のさまざまな場面において、お近くにいらしてくださいましたことは、緊張しておりました私にとりまして、非常に心強いことでした。また、そのほかに、私の負担にならないよう、そっとお助けくださったり、私が仕事で長く留守したときなど、娘たちが寂しい思いをしないよう、楽しいことや心和む時間をお作りくださいました。娘たちは幼いときに紀宮さまを「ねぇね」とお呼びして、お慕い申し上げ、親しみの気持ちを抱きながら成長しました。娘たちもこのたびのご結婚を大変喜んでおりました。今までのさまざまなお心遣いをいただきましたことに改めて深い感謝の気持ちを持っております。


(問二)

眞子さまと佳子さまの最近のご様子、ご成長ぶりについて、具体的なエピソードを交えてお聞かせ下さい。現在、皇室典範の改正をめぐる議論が進んでおり、眞子さま佳子さまも将来皇族のお立場が続く可能性もあります。そうしたことも踏まえ、お二人のお子さまの教育方針についてもお聞かせ下さい。

秋篠宮さま

 上の娘は今中学二年生になって、下の子が小学校五年生になるわけですけれども、普段身近に接しているとこれは非常に連続的なものですので、どういうふうにこの一年で成長したかというのはそれほど自分では気が付かないことが多いわけですけども、この夏にですね、七月にこども環境サミットというのが愛知県で開催されまして、娘たち二人もお招きを受けて参加しました。ちょうど確かその出席する人たちの年齢が十歳から十四歳、ぴったり合うんですね。その会議に出席した人たちが非常に活発にお互い同士の話し合いをしたりしているわけで、そういうのを見ると自分の娘もそういう年代になったのだなということを感じます。そして、またそういう人たちとですね、その行事のいくつかに一緒に参加して交流をする機会を持ったというのは、二人にとって、非常にいい経験だったのではないかと、思っております。また、上の娘につきましては、今年開催されていた「愛・地球博」ですね、かなり多くの外国のパビリオンを回りました。下の子はちょっと遅れてきたのでしたね。

紀子さま

 いくつか一緒に回りました。

秋篠宮さま

 その時に行った館は多くのものが私たちが公式訪問した場所だったのですけどね、それらの一つ一つの展示されているものにとても興味を示して、ある特定のということではなくて、そういった国々に自分もいずれ訪れてみたいということを何度か言っていましたね。そういうことは今まであまりなかったような気がいたします。

 一方、下の娘についてですけれども、やはり学校でもあるのでしょうかね、今環境関係のことというのはおそらく学校でも授業とかで話題になるのでしょうけども、夏にどうやって冷房を少なくして涼しく過ごせるかということを考えていたみたいで、宿根朝顔ですか、あれをなんていうのですか、窓の外にカーテンみたいにはわせて、そういうのをやってみたいといってやったりしました。また、私は機械があまり得意ではないのですね、パソコン使ってはいるんですけど、あまり知らない機能がほとんどなのですけど、ときどき部屋に来てなにか私の知らない機能を教えてくれたりとかですね、することがあります。そんなところでしょうか。

紀子さま

 娘たちの様子についてお話をさせていただきます。長女の眞子は、中学校のさまざまな学校行事に携わりながら、充実した生活を送っているようです。休みの日には今までもそうでしたけれども、今年も一緒に美術館や博物館を訪れる機会に恵まれました。そのような外出のあと、印象深かったことや感動したことを私たちによく話してくれます。また、最近は映画音楽やミュージカルの話も多くするようになり、好きな旋律をピアノでよく弾くこともございます。娘と一緒に芸術に触れ、心豊かな時間をこれからも大切にしてまいりたいと思います。

 二女の佳子は小学校の生活を大切にしつつ、スケートの練習に励んでおります。運動も好きですが一方で、静かに部屋で過ごす時間も増え、上の姉より薦められた本を楽しそうに読んでいる姿をよく見かけることがあります。また、短い時間の中でも、布や毛糸など身近な素材を使って人形や飾りを作ったり、お菓子を焼いたりしています。私も誘われることがたびたびありますが、このように作り出す喜びの心を持ち続けていることに、うれしさを覚えます。

秋篠宮さま

 その次の教育方針ということについてですけれども、まぁ今皇室典範の議論がなされていますけれども、私は娘たちにはもちろん今の自分たちの立場の自覚はしてもらうことは大事なことだと思っておりますけど、基本的に今までお話ししてたようにそれぞれの関心事、それから個性ですね、個性や関心事って言わなければいけないのかな、それを伸ばしていってくれたらいいと思います。

紀子さま

 教育方針については今まで記者会見で話したことと重なりますが、これからも娘たちが自分たちの関心や興味を豊かに深め、必要な生活習慣を学び、心身ともに健やかに育つよう心がけて参りたいと思っております。そして、二人ともそれぞれ成長にともなって増えてくる経験を通して、調和のとれた考えを持ち、難しいことや複雑なことにも対応できる力をつけてほしいと願っております。

11/30 08:20

秋篠宮さま きょう40歳 ご会見全文(2-2)

(問三)

昨年のお誕生日の会見で、ご一家のコミュニケーションの大切さについて言及されました。あれから一年たち、現在どのようにコミュニケーションをとられていますか。具体例をお聞かせください。

秋篠宮さま

 昨年の会見のときに私は陛下とのコミュニケーションの大切さというのをみなさんにお話ししたと思います。それから一年を経て、今どのような状況かということですけれども、基本的に今までと変わっておりません。機会をみつけて御所のほうにうかがっていますし、御用邸などに行かれている時にも、こちらの時間がそのときにうまく合えば、可能な限り、合流するようにしております。また、子供たちも御所へ行くというのはとても楽しみにしていることですので、折々に連れて行くようにしております。

 また一方、皇太子殿下とのコミュニケーションについてですけれども、現在、妃殿下が発表されているよう体調がよいとき、それからそうでないときがありますので、こちらから積極的に東宮御所へ行ってということはしておりません。しかし、もし、来るようにという声が掛かれば、いつでも行くつもりにしております。また週末とかですね、両殿下がテニスなどをしているときに、私たちも週末わりと散歩をしたりしていますので、その同じような時間帯に近くにいれば、そのときは顔を出して短時間ではありますけれども、話をするようにしております。


(問四)

昨年のお誕生日での記者会見で、殿下は公務の在り方について触れられました。その後、皇太子さまが今年二月に「世代間」の考えの違いについて述べられています。あらためて殿下の考える皇族としてのあるべき姿についてお聞かせ下さい。

秋篠宮さま

 昨年の会見のときに、公務の在り方について、私は受け身という表現を使いました。受け身という表現がよかったかどうかは別として、私が考えているのは、皇族の公的な活動というのは、やはり社会からの要請に応えて行われるべきものだと思います。その考えは今も変わりません。そのことを受け身という言葉で表現をいたしました。その社会からの要請でもって、務めをするということになりますと、例えば比較的私にとって、得手なものもあれば、それからそうでないものもいろいろあるわけですね、しかしそういうものにできるだけ広くかかわっていく、ということは自分にとっては非常によい機会でありますし、それらをすることはよい経験にもなっていると思います。

 そのようなことを前提として、皇族のあるべき姿というのはなかなか難しいと思いますけど、私としては以前にもお話ししたと思いますけど、そのようにして要請を受けた仕事それがよいものであるならば、一つ一つを大切にしていきたい。そしてまたもう一つでは、時代というのは変わりますので、できる限りその時代に即した姿というのは大事であると思います。そして、これも何度かお話ししましたけれども、皇族の役割の大事な一つは天皇をサポートする。そういうことではないかと思っております。

 なお今質問の中に、「世代間」の差というのがありました。皇太子殿下が「世代間」の差という発言をされたわけですけども、あれは私の去年の会見のあとでして、私自身もどういうことなのか今一つわからなかったので、直接聞いてみました。そうしましたら、世代間の差というのはとくにその例えば陛下と皇太子殿下との世代間の差とか、陛下と私の世代の違い、またはこれは世代の違いなのかどうか、ですけども、というほどの差はないと思うのですけども、皇太子殿下と私の世代の差そういう意味で話をしたわけではなくて、あくまでも一般論の話という話でした。

 公的な活動ということには私はいろいろな考え方があると思いますけれども、基本的には私は要請を受けたものに応えていくという姿勢を今後も続けたいと思います。そのような中からまた、ある特定の分野でもさらに広がっていくものというのはあると思いますし、そこに何らか自分が興味を持ちながら携わっていく、そういう形は大いにあるのではないかと、考えております。


(問五)

殿下は「不惑」の年を迎えられました。これまでの年月を振り返り、ご自身にとっての思い出深い出来事や出会いについてお聞かせ下さい。

秋篠宮さま

 早いですね。今平均年齢が八十歳ぐらいですので、まだ半分ぐらい、不惑というよりまだ惑ではないかなと思っているのですけれども、この四十年振り返りますと、いろいろ本当数えていったら、お話ししていったら切りがないぐらいいろいろなことがあると思うのですけど、例えば自分としては結婚して子供が生まれて家族を持ってというのはもちろんこれは大変思い出深いことでありますし、また、国の内外をいろいろなところを訪れて、その地域の自然や文化を知ることができたというのも、思い出深いことだと思います。また、昭和から平成へ移ってその即位の礼が行われましたけど、その時に私もそうですし、私の家内もその場に立ち会う、その場にいたということも強く印象に残っております。そしてさきほど、国の内外を訪れてということをお話ししましたけれども、この間にいろいろな国の王族の方とお会いすることがあり、それぞれのお国においてみなさまが王族としてのどういう仕事をされているかとか、そういうことを実際にお話を聞いたり、また拝見したりすることもあったわけですけども、そういう機会を比較的多く持てたというのは私にとってとても意義深かったのではないかと思います。

 もう一つ出会いというお話もありましたけども、思い出深い出来事とその出会いということが重なることが多いと思います。ただまあ、もう一つ出会いということでいうならば、やはりいろいろな地域で今まで見たことのないような風景に出会ったというのはとても印象に残ることでしたね。例えばモンゴルに行きますと、とにかく地平線が、こうつながっているわけですけども、日本にいると、そういう風景って見ることがない。今まで自分の頭の中にある、概念にある風景と全然違うものにそういうものに出会ったというのはとても大変強く残っております。


(関連質問一)

皇室典範の論議が行われる中で、眞子さま佳子さまに関して「今の立場を自覚してもらうのは大事なこと」とおっしゃいましたが、どのような形で自覚させていこうとお考えなのでしょうか?

秋篠宮さま

 今の自分の立場の自覚というのは、これはまず最初に言いますと、皇室典範とはまったく関係なくお話ししたことですけれども、まだやはり何といっても年少ですので、一人の子どもではありますけれど、その周りで多くの人たちがその生活にかかわっているわけですね、やはり私はそういう人たちへの簡単な言葉でいうと感謝の気持ちを持ってほしいと思うし、いろいろな意味で負担をかけないような配慮をする、そういうことは私はとても大事なことだと思います。そういう意味でやはり自分の立場をきちんと認識してほしいとそういうことでお話をしました。


(関連質問二)

黒田ご夫妻は、殿下のほうでお会いなさったということですが、初めからお二人が上手くいって結婚することになればいいなというふうに思ってなさったのか、実際に結婚して成功したというか、そういうふうに思われたのかお聞かせいただければと。

秋篠宮さま

 それは何というのでしょうか、わからないですよね、最初から。ただ、やっぱりその私にとって非常に大切な友人でしたし、信頼できる人で、人柄もいいですし、やっぱりそういうことから紹介をしたというあれで、じゃあそれがその後、今回のようになるかどうかはその時点ではまったく私としてはわからず…。二人の間のことですから、それはなんともわかりませんね。


(関連質問三)

同じ関連のことなんですけど、殿下の胸の内を吐露していただきましたが、大いに照れながらそのことをお話しされたということですが、具体的にもしよろしければどういったお言葉で、黒田さんはどのような感じでお答えになったのか。

秋篠宮さま

 なかなかもう二年以上前のことですからね。具体的にはちょっと覚えていないんですけど、ただ、なかなかこういうことを話するということは、話の持っていきかたというのは難しいですよね。照れながらというのはどうだったのでしょうね、私も今となってはあれですけども、でもそれで会うきっかけができましたからね、よかったのじゃないでしょうか。なかなか二年以上前のことを具体的に私も思い出すことは難しいと思います。

11/30 08:20
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by unkotamezou | 2005-11-30 08:20 | 皇室