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“世界初”歓声上がる はやぶさ、岩石持ち帰り期待 JAXA
“世界初”歓声上がる はやぶさ、岩石持ち帰り期待 JAXA

 二十六日朝、小惑星の岩石採取という世界初のミッションに成功したとみられる「はやぶさ」。打ち上げから二年半、この日を待ちわびた宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の間からは、大きな歓声が上がった。

 岩石採取のための金属球が発射されたのが分かった午前八時四十分ごろ、JAXAの相模原キャンパス(神奈川県相模原市)の三階にある運用室では、はやぶさから送られてくるデータの解析作業が慎重に進められていた。

 JAXAの職員によると、金属球発射が確認された瞬間、職員からは「ワーッ」という歓声のような声が上がり、緊張した表情が崩れ、笑みがこぼれたという。

 続いて、プロジェクト責任者の川口淳一郎教授が「もう一度チャレンジできるぞ」と声を上げると、運用室は再び喜びの空気に包まれた。

 世界初の快挙に専門家からも喜びや称賛の声が相次いだ。

 中村栄三・岡山大地球物質科学研究センター長(分析地球・宇宙化学)は「本当にすごい。はやぶさのチームは問題が生じても学習し解決しながら確実に前に進んだ。『よくここまでやった』と言いたい」と話す。

 「岩石試料を地球に持ち帰るのも大丈夫だろう。これまでに撮影した画像からみて、小惑星イトカワは表面がごつごつしており、衝突を繰り返してできた可能性がある。岩石を分析すれば小惑星ができた原因や衝突の年代などさまざまなことが分かるだろう」

 また、東京大学大学院の中須賀真一教授(宇宙工学)は「世界に誇れる画期的な大成功と思う。いくつかの難しい技術がすべて成功しないと実現できなかった。限られた予算、人員の中で、イオン噴射エンジンの長期間推進とスイングバイとの組み合わせや画像を使った自律航法による小惑星への接近など、難しい技術をやり遂げた。岩石試料が地球に届き、科学的な成果が得られることを祈る」と話していた。

11/26 16:24
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by unkotamezou | 2005-11-26 15:00 | 自然 科學 技術