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探査機「はやぶさ」着陸 岩石採取の金属球発射
探査機「はやぶさ」着陸 岩石採取の金属球発射

 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)は26日、探査機「はやぶさ」が同日午前7時すぎに地球から約2億9000万キロ離れた小惑星イトカワに着陸し、岩石採取のための金属球を発射したことを確認したと発表した。

 事前の実験では金属球により舞い上がった岩石の破片は100%回収用カプセルに入っており、宇宙機構は「採取はほぼ確実」としている。小惑星から岩石試料を採取するのは世界でも初めての快挙。太陽の周りを2周、約20億キロを旅した後の着陸成功は、惑星探査技術の確かさを裏付ける、日本の宇宙開発史上、画期的な成果だ。

 はやぶさは降下から再上昇まで、一連の動作をほぼ予定通りに完了した。同日午前10時現在、小惑星から約5.2キロをさらに上昇。姿勢は安定し、地球との交信も確保され、着陸時のデータを順調に送信した。岩石がどの程度回収できたかは、はやぶさが2007年に地球に近づき大気圏に投下するカプセルを開いて確認される。

 はやぶさを運用する神奈川県相模原市の宇宙機構宇宙研究本部の管制室では、午前7時半すぎ、モニター画面が金属球発射を知らせる表示に変わると、関係者らが笑顔を見せて拍手。「やった」と声が上がったという。

 はやぶさは同日午前6時すぎから、小惑星にレーザーを照射して高度を測り、20日に投下していた反射板付きボールをカメラでとらえて、姿勢を確かめながら降下。組み込まれたプログラムに沿って着陸した。下部に突き出た長さ1メートルで円すい形の試料採取装置の先が地表に着いた瞬間、直径約1センチの金属球を発射。岩石を採取後、約1秒後にはジェット噴射で上昇に転じたとみられる。

 今月20日の着陸ではトラブルが発生し、約30分間地表にとどまったが、金属球は発射されなかった。

11/26 09:43
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by unkotamezou | 2005-11-26 09:43 | 自然 科學 技術