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宇宙誕生から9億年で散った星、東大など観測に成功
宇宙誕生から9億年で散った星、東大など観測に成功

 宇宙の誕生からわずか9億年後に大爆発した星の最期をとらえることに、日本の二つの研究チームが相次いで成功した。

 東京大とハワイ大の研究チームが爆発の12時間後に東京大所有のマグナム望遠鏡で、東京工業大や国立天文台などの研究チームが84時間後にすばる望遠鏡で観測に成功、両チームが13日に公表する。

 太陽の数十倍の重さの大質量星が爆発してブラックホールになるとき「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が起き、巨大なエネルギーが数秒から数百秒にわたって放出される。両望遠鏡は、エネルギーの高いガンマ線に引き続いて生じる赤外線を観測。宇宙の初期に誕生した遠くの天体から発せられる光ほど赤みが強まる原理を使い、爆発の時期を推定した。マグナム望遠鏡はおおよその時期を見極め、すばる望遠鏡が精密に決定した。

 今月4日に起きた今回の爆発は、現在137億歳の宇宙が誕生してから9億年後に起きたもので、従来の記録を5億年もさかのぼる。爆発を起こすような重い星が極めて早い段階で誕生していたことを示しており、宇宙初期の星の姿を探る手がかりになる。

 最古の天体としてはこれまで、多くの星の集まりである銀河でさらに5000万年古いものが発見されているが、今回は1個の星を直接観測したことになる。

 河合誠之(のぶゆき)・東京工業大教授は「銀河よりも強い光を放つガンマ線バーストの観測で、さらに古い宇宙の様子が分かる可能性がある。宇宙で最初に生まれた星も、近い将来見つかるのではないか」と話している。

9月13日7時52分
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by unkotamezou | 2005-09-13 07:52 | 自然 科學 技術