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M5ロケット6号機打ち上げ成功 X線天文衛星
M5ロケット6号機打ち上げ成功 X線天文衛星「すざく」と命名

 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)は10日午後零時半、エックス線天文衛星(アストロE2)を搭載したM5ロケット6号機を、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。

 約22分後に予定の軌道に投入して打ち上げは成功。宇宙機構は衛星を古代中国でつくられた星座図の「星宿」に由来する四方の守護神の一つ「朱雀(すざく)」から「すざく」と命名した。

 南太平洋の上空約400キロでロケットから分離された衛星は楕円(だえん)軌道に投入され、打ち上げ3日目までに高度約570キロのほぼ円軌道に入る。宇宙機構は機器の展開、軌道の調整の後、1カ月程度で運用を始める予定。

 すざくは2000年2月に宇宙科学研究所(その後宇宙機構に統合)が打ち上げに失敗したM5ロケット4号機が搭載していたアストロEの代替衛星。失敗によって日本のエックス線天文衛星にはその後空白期間が生じ、宇宙機構は統合後初めてのM5打ち上げを再挑戦と位置付けていた。

 日本は1979年打ち上げの「はくちょう」以来4基の衛星でエックス線天文学をリード。宇宙空間で天体からのエックス線を観測し、活動的な銀河やブラックホール周辺の様子を探ってきた。すざくに搭載した観測機器は、広い波長域のエックス線で、エネルギーを細かく分解してキャッチする能力に優れている。

 既に宇宙にある米国の「チャンドラ」、欧州の「ニュートン」の両エックス線天文衛星と共同で一つの天体、現象を観測し、それぞれの特長を生かしたデータを補い合って成果を出す国際貢献が期待されている。

共同 07/10 16:45
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by unkotamezou | 2005-07-10 16:45 | 自然 科學 技術