激励のメールや電話八百件 韓国漁船逃走事件で七管に
激励のメールや電話800件 韓国漁船逃走事件で七管に
長崎県・対馬沖で起きた韓国漁船逃走事件で、第七管区海上保安本部(北九州市)や対馬海上保安部に、激励などの電子メールや電話が800件以上寄せられていることが4日、分かった。日本政府の対応への不満も一部含まれているという。
七管によると、事件が報道された一日夕から「引き下がるな」「頑張れ」など、海保を激励するメールや電話が入り始めた。海上保安当局の交渉が決着し、事件に幕引きが図られた2日夕以降はさらに増えた。
約8割は海上保安官への励ましや長時間の交渉をねぎらうもので、「国の威信をかけて勤務を遂行する姿に感動した」「難しい状況の中でよく頑張っている」などの内容。手書きのファクスを送ってきた人もいた。
一方、韓国漁船の逃走を許したことに「強制的な取り締まりができるよう、普段から訓練しておくべきだ」との意見があったほか、韓国側への船長の引き渡しに合意した政府の対応については「違法操業が増える」「もっと強気でよかった」などと批判が多かったという。
共同 06/04 19:06