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モトール自動車 新型ハイブリッドエンジン
モトール自動車 新型ハイブリッドエンジン パワーと省エネ向上

商品化に向け耐久性検証へ

 自動車部品開発会社、モトール自動車(岡山市、林田素行社長)は、ガソリンエンジンと電気モーターを直結し、発電機をなくすことで、パワーと省エネ性能を向上させた新型のハイブリッドエンジンを開発したと発表した。今後、商品化に向け、走行実験で耐久性などを検証する。エンジンパワーが増したことで、乗用車だけではなく、トラックやバスなどでも使えるという。

 ハイブリッドエンジンはエンジンとモーターの両方を搭載し、速度によって使い分ける。エンジンの出力の一部を有効活用してモーターを回すため、燃費が向上し、騒音低減につながる。

 従来のハイブリッドエンジンは、エンジンの出力でいったん発電機を回して電気を作り、モーターを駆動している。林田社長によると、発電機を回す際や発生した電気の交・直流を変換する際に、かなりのエネルギーが失われるという。

 同社が開発した「同期式ハイブリッドエンジン」は、モーター内の磁界を変化させると、電気を発生する仕組みを応用。減速時などに発生する電気を高性能の充電池にためておき、これでモーターを動かすことで、発電機を省いた。

 このエンジンは従来型に比べ、パワーで30%、省エネ能力で15%の向上がみられたという。

 同社は、二五〇〇ccのディーゼルエンジンに、出力三十キロワットのモーターと高電圧電池を組み合わせたハイブリッドワゴン車を試作した。林田社長は「ハイブリッドエンジンの画期的な方式と自負している。商品化に向けて、走行実験で耐久性などを確認していきたい」と話している。

 林田社長は、マツダのロータリーエンジン開発にも携わったエンジン技術者。平成二年にハイブリッドエンジン開発のため、同社を設立した。
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by unkotamezou | 2005-04-25 08:30 | 自然 科學 技術