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はやぶさ 人類初めての入手 太陽系誕生の解明に迫る

 はやぶさは小惑星イトカワの物質を持ち帰っていた。数々のトラブルを乗り越えて地球への帰還を成し遂げた宇宙航空研究開発機構のはやぶさチームにとっても最高の成果といえるだろう。人類が初めて直接入手した小惑星の物質からは46億年前の太陽系誕生当時にまで迫ることができる。

 イトカワの岩石は太陽系が誕生したころに形成され浸食や地殻変動などの影響を受けずに当時の状態をよく保っているとされる。太陽系の惑星は無数の小惑星がもとになっておりイトカワの試料を調べれば地球などを構成する物質の初期状態がわかる。

 イトカワ由来と判明した微粒子は2回目の着陸時に使用した試料保管容器の一部に付着していた。残りの部分や1回目の着陸で使った保管容器は手つかずで試料はさらに増える可能性が高い。詳細な分析が進めば太陽系への理解は大きく深まるだろう。

 はやぶさチームは高い理想を掲げて世界一の試料回収技術を実証した。その技術をさらに確実なものにする必要がある。宇宙航空研究開発機構は後継機はやぶさ2で生命の元になる有機物を多く含む小惑星を目指す。生命の起源への挑戦だ。速やかな実現が期待される。

平成二十二年十一月十六日午前九時二十九分

はやぶさ 人類初めての入手 太陽系誕生の解明に迫る
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by unkotamezou | 2010-11-16 09:29 | 自然 科學 技術