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白鵬笑った 陛下からお祝い書簡

 大相撲名古屋場所で史上初の3場所連続15戦全勝優勝を果たし、連勝記録を昭和以降で単独3位の「47」に伸ばした横綱白鵬(25)が3日、天皇陛下から書簡でねぎらいとお祝いの言葉を送られた。同場所では、日本相撲協会が野球賭博問題などをふまえて天皇賜杯などすべての表彰を辞退。千秋楽には賜杯を抱けずに土俵上で涙を流した横綱にとって、最高のお心遣いを頂いた格好だ。

 ようやく努力が報われた。一連の賭博問題などで場所前にすべての表彰の辞退が決まって以来、誰よりも天皇賜杯へのこだわりを見せていた白鵬は、陛下からのお祝いの言葉を頂き「これ以上のものはありません。心から喜んでおります。光栄でございます」と満面の笑みを浮かべた。

 宮内庁によれば、天皇陛下が優勝力士へ書簡でお気持ちを伝えるのは初めてのこと。宮内庁侍従職が東京両国国技館で村山理事長代行に手渡し、白鵬はコピーを受け取った。書簡は「困難な状況にありながら、連日精励奮闘して幕内全勝優勝を果たしたのみならず、大鵬関を超え、歴代3位の連勝記録を達成した」とたたえ、「今後とも元気に活躍するよう願っている」と激励した。

 何よりもうれしいお心遣いだ。場所前には「私も含めて、われわれすべての力士は天皇陛下の賜杯を抱くために日々努力している」と特別な思いを披露。名古屋場所で優勝しても賜杯を抱くことはかなわず、土俵上で男泣きした。それだけに陛下のお言葉が胸にしみ、「この前(千秋楽)は悔しさと寂しさがあって涙が出たけど、今回は心から喜べる」と、心にたちこめる霧は完全に晴れた様子だった。

 野球賭博問題や暴力団問題など暗い話題が土俵外を揺るがしているが、相撲界に久々に届いた吉報。「これからも国技相撲の発展のために頑張りたい」。モンゴル出身ながら日本の心を持った白鵬が、気持ちも新たに秋場所(9月12日初日、両国国技館)に向け再出発する。

平成22年8月4日午前9時32分

白鵬笑った!陛下からお祝い書簡 大相撲
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by unkotamezou | 2010-08-04 09:32 | 歴史 傳統 文化