2005年 04月 06日
増元照明さん 「拉致」詳述の教科書を
増元照明さん 「拉致」詳述の教科書を
拉致被害者の「家族会」事務局次長 四年前の中学教科書採択のときは金正日(総書記)が拉致を認める前だったためか、拉致事件についてただ一社取り上げた扶桑社の公民教科書がほとんど採択されず、非常に残念でした。 今回、公民と歴史の全社に載ったことには複雑な思いがあります。なぜなら、拉致事件は現在進行形の国家テロであり、過去の歴史上の事件ではないからです。 そんな中、前回同様、今この瞬間も続いている主権侵害事件として拉致事件に最も多くのスペースを割くだけでなく、人権問題のページでも「国民的課題」と位置付けた扶桑社の扱いは画期的です。 一方で、年表に申し訳程度に書いている社や「拉致問題があるから国交正常化が実現しない」という趣旨の簡単な記述の社もあります。 しかし、教科書に書くなら「このような不条理な事件がなぜ起こったのか」「残る被害者を救出するにはどうすればいいのか」ということについて、子供たちが現在進行形の主権侵害、人権侵害として解決策を考えられるようにすることが重要です。 被害者家族の一人として、拉致事件について最も詳しく、正しく説明し、国家主権や防衛、領土問題、家族共同体の意義についての記述量が最も多い公民教科書が全国の教育委員会や国立中、私立中で選ばれることを強く願っています。 また、自国の歴史を全否定するのではなく、国を救った偉人たちのことをしっかり教え、日本人としての誇りが持てる新しい歴史教科書で子供たちが学ぶことも拉致事件を理解する上で必要不可欠だと思います。(寄稿)
by unkotamezou
| 2005-04-06 08:30
| 教育 學問 書籍
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