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平安時代の神像五体-「起請文」の塩津港遺跡

 滋賀県教育委員会は10日、同県西浅井町の塩津港遺跡から平安時代後期ごろに作られた木製の神像5体が出土したと発表した。神像が出土したのは島根県出雲市の青木遺跡に次いで2例目で、一度に5体も見つかったのは初めてという。

 神像はご神体と同様に扱われ、本殿の中にあり神官さえ見ることができないとされていた。県教委は同遺跡が神社跡であることが裏付けられたとした上で、「当時の神仏習合の在り方など、神社の様子を知る上で貴重な史料」としている。

 神像は高さ12-15センチ。服装から3体は女神像とみられる。男の神像のうち1体は平安貴族の礼装で、冠を頂き、手を胸元で合わせた格好をしている。

 5体とも、本殿が建っていたとみられる場所の真裏にある堀に埋まっていた。内大臣中山忠親の日記「山槐記」に、文治元年に近江地方で大地震があったとする記述があり、県教委とともに調査に当たった県文化財保護協会は「この地震で本殿が倒壊したのではないか」とみている。

 同遺跡では昨年、神への誓約文である「起請文」が書かれた木簡55本が出土していた。

平成20年11月10日17時6分 時事通信

平安時代の神像5体=神社跡を裏付ける-「起請文」の塩津港遺跡・滋賀
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by unkotamezou | 2008-11-10 17:06 | 歴史 傳統 文化